9.衝動的に動いてしまうんだ
小学校1年生のIさんは、とても元気で毎日張り切って学校に登校しています。朝の会では先生がいつもお話をしてくれます。今日も先生がお話を始めました。
「みんな元気ですか。昨日は、」「あんな、昨日○○でおもちゃ買ってもらった。ブロックで車作った。それから・・・」「Iさんちょっと待って、先生が今お話をしているからね。皆さん、昨日は子ども、」「子どもの日やろ。知ってる知ってる。ドラえもんを見た。それで・・・」と、先生の話が終わらないうちにすぐ話し出してしまうIさんです。
担任の先生は、そのたび話が中断されるので「今、先生が話しているでしょう。あとで聞かせてね。」と、Iさんを注意します。国語や算数などの勉強でも、先生の話や質問の途中にすぐ話しかけてしまい、何度も注意を受けます。
このように衝動的な様子が見られる子どもがいます。
話が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう。
他の人がしていることの邪魔をする。
順番が守れない。
我慢できず、かんしゃくを起こしてしまう。
これらの「子どもの様子」「考えられる要因」「支援の手立て」を考えると次のページのようになります。
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