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平成15年度
平成16年度

        

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 成果
 教材と布のセレクト 
   ・ 自分の「思い入れ」や「こだわり」の実現に向けて、最後まで丁寧に愛着をもって製作させることができた。
   ・ 自分だけの布ということが、完成後の愛着につながった。 
   ・ 完成してから、すぐに使用している児童が多く見られた。
  紙による試作品づくり 
   ・ 布での製作に入る前に、紙での試作品に取り組むことによって製作手順が定着しやすく自力解決に有効であった。
   ・ 製作過程での課題に気付き、じっくり考える時間が確保できた。
  ・ 改善のためやり直しができるので、不安なく製作を進めさせることができた。 
   ・ ホッチキスでとめながら縫製することにより、縫うところ(位置)の確認、補強する箇所や方法、その理由を事前に指導できた。
  ・ 紙で試作することにより出来上がりの大きさがわかるので、布での製作時に修正ができた。
  ・ 確認の簡単な質問が減り、自分で情報を集め課題を解決する力が付いた。
  VTRによる個別対応
   ・ 課題にぶつかっても解決する手だてが準備されているので、児童の製作意欲を持続させることができた。
   ・ VTRを繰り返し見せられるので、自分のペースで進めさせることができ、個に応じたペースで対応できた。
   ・ VTRを一時停止しながら使用したり、作業のスピードに応じて活用させることができた。
  ・ 説明や確認の待ち時間が短縮でき、計画していた時間より1〜2時間早く仕上がる児童が多かった。
   ・ 余った時間を作品の発表準備や発展的な工夫をさせる時間にできた。
  ペア学習
  ・ 技能がほぼ同じペアだったので、VTRを見せたり、掛け図を見せたりしながら、自力解決するために2人で協力させることができた。
  ・ 進度がほぼ同じなので、2人で確認させながら進めることができた。
  ・ 技能面や創意工夫の面で、ペア同士で刺激し合うことができた。

課題

   ・ 個々の児童の実態を把握し個別対応するための教材・教具の準備に膨大な時間がかかるので、成果物を他校と共有することで時間の短縮が図れないかと考える。
   ・ 技能や知識、理解に偏った指導ではなく、児童の関心・意欲・態度や創意工夫する力を育てようとする観点で授業改善を進めることが大切であると感じた。

児童の感想

 ・ ぼくはナップサックを作りました。早く使いたくて、音楽の集いに持って行ったのだけれど、中のものを出したり入れたりしていたら、口の部分がほどけて切れてきました。今日、他のクラスの友達の作品を見て、口のところが、僕のより丈夫に縫ってあったので、今度僕もそうしようと思いました。 
  ・ 私は、弁当入れを作りました。うちのソファーカバーが「古くなったので使わない?」とお母さんが言ったので、お気に入りのその布で作ろうと思いました。友達が、工夫して作ったフリルや刺繍をほめてくれたのでとてもうれしかったです。早くお弁当をもって学校に行きたいです。 
  ・ わたしは、弁当入れを作りました。友達が、ひもも同じ布で作っているのを見て、今度はこんな風に作りたいなあと思いました。  
  ・ 僕は、弁当入れを作ったのだけれど、今度はナップザックが作りたいです。ワッペンをつけたり工夫したいからです。遊びに行くときも使えそうだからです。
  ・  僕は最初、弁当入れがぴったりしすぎていて、高さが足りずに、型紙作りに苦労をしました。でも、何回も型紙を作り直して、気に入った弁当入れができました。新しい弁当を早く持って行きたいです。
  ・ 私は、Aさんと一緒にナップザックをつくリました。Aさんはポケットを始めから縫いつけていました。そうすると大きなポケットができるし、丈夫になるので、今度は私もそうしたいと思いました。中学校に行くまで待ちきれないので体操服入れに使っていこうと思います。そして、今度は、手提げのカバンも作ってみたいです。なぜならば、遊びに行くときにちょっとしたものを入れるのにいいカバンがほしいと思ったからです。
  
児童の作品

全体にゆとりが多かったので、ひもを通してみました。 あらかじめ、大きなポケットを縫い付けてから作りました。 同じ布で、ひもを作りました。 古くなったお気に入りのソファーカバーを使いました。フリルと刺繍が私のこだわりです。
 

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