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1 社会科の目標 2 社会科で育成する資質・能力 3 評価の観点 |
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1 授業改善に向けて 2 指導計画と評価計画の作成 3 実践を通して明らかになったこと |
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1 単元指導計画(指導と評価の計画) 2 学習指導案例 3 ワークシート例 |
社会生活についての理解を図り、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て、国際社会に生きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。 |
(1) 社会的事象を多面的に考察し、公正に判断する能力や態度 (2) 日本人としての自覚をもち、国際社会で主体的に生きる資質や能力 (平成10年7月の教育課程審議会の答申から) |
そのためには |
網羅的で知識偏重の学習にならないようにするとともに、社会の変化に自ら対応する能力や態度を育成する観点から、基礎的・基本的な内容に厳選し、学び方や調べ方の学習、作業的、体験的な学習や問題解決的な学習など児童生徒の主体的な学習を一層重視する。(学習指導要領社会科改訂の趣旨から) |
社会科の評価の課題 |
これまでの社会科の評価は、覚えている知識・理解の量によって相対的に評価する傾向が見られた。現在の目標に準拠する評価においても、各観点別の評価は、知識・理解や子どもの文章力に影響されやすく、子どもの学びの過程を具体的に捉え、指導に役立つ評価の在り方が求められる。 |
− 観点別評価において児童のどんな姿を捉えるのか? − | |
●社会的事象への関心・意欲・態度 | ●社会的な思考・判断 |
●観察・資料活用の技能・表現 | ●社会的事象についての知識・理解 |
社会的事象に関心をもち、それを意欲的に調べることを通して、社会の一員として自覚をもって責任を果たそうとすることです。 |
評価の手順 | |||
○学習活動における具体の評価規準例 | (単元名「ごみのしまつと活用」第4学年) @ごみの処理にかかわる対策や事業に関心をもち、意欲的に調べ、考えながら追究している。 A地域の人々の健康な生活の維持と向上のために地域の人々が工夫や努力、協力をしていることの理解に基づいて、自分も地域社会の一員として、進んで協力しようとする気持ちをもとうとしている。 |
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【関心】 | 【意欲】 | 【態度】 | |
○評価規準のポイント | 「関心をもつ」という文言が使われています。関心をもつというのは、これから学習する内容に対して、興味、驚き、疑問、問題意識をもつということです。このような状況は、単元の入り口での評価になります。 | 「意欲的に調べる」という文言が使われています。意欲は、児童が、見学や調査などの学習活動に取り組んでいる様子で判断します。このような状況は、単元の途中での評価になります。 | 「自覚」、「気持ち」、「心情」をもとうとするという文言が使われています。児童が、単元で学んだことを社会生活に生かそうとする気持ちをもっているかどうかで判断します。このような状況は、単元の終わりでの評価になります。 |
○チェック項目(児童の具体的な姿) | 「すごいな」、「ふしぎだな」「なぜだろう」、「調べてみたいな」という発言や記述をチェック項目として評価します。 | 「熱心に調べている」、「ねばり強く取り組んでいる」などの行動をチェック項目として評価します。 | 「〜することが大切だと思う。」、「進んで〜しようと思う。」などの発言や記述をチェック項目として評価します。 |
○評価方法 | 観察・・・・・・行動観察 発言・・・・・・発言の内容分析 記述・・・・・・ノート、学習カード、自己評価など |
社会的事象から学習の問題を見いだして追究・解決し、社会的事象の意味を考え、適切に判断することです。 |
評価の手順 | ||
○学習活動における具体の評価規準例 | (単元名「ごみのしまつと活用」第4学年) @ごみの処理にかかわる対策や事業について問題意識をもち、学習の見通しをもって、自分なりに追究している。 A調べたことをもとに、ごみの処理にかかわる対策や事業は地域の人々の健康な生活の維持と向上に役立っていることを考え、適切に判断し、学習の問題を解決している。 |
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【思考】 | 【判断】 | |
○評価規準のポイント | 「問題意識をもち、学習の見通しをもって、自分なりに追究している」という表現がされています。問題解決に向けて、何をどのような方法で調べるのかといった見通しをもっているのかどうか、また、自分なりの考えや予想に照らし、考えながら追究しているかを評価します。 | 「適切に判断し、問題を解決している」という表現がされています。調べたことをもとに考え、学習の問題(理由、特色、工夫、関連など)について、よりよい解決をしているかを評価します。 |
○チェック項目(児童の具体的な姿) | 新しい情報を基に関係や法則性などを思いついたり説明したり、また、他の意見を参考に付け加えたり、修正しながら、次第に考えを深めている状況を評価します。 「〜は、○○○ではないだろうか。」 「〜は、○○○に関係しているようだ。」 「資料から考えて、〜のために・・・などの工夫をしているのではないだろうか。」 「○○さんが言うように、・・・も考えられる。」(どのように考えが変化していったかを記録する) | 事実を基に関連づけや理由を考えて、(判断した根拠を明確にして)学習の問題をよりよく解決している状況を評価します。 「〜に対して○○○をしているのは、***という理由からだ。」 「〜に○○○という特色があるのは、***だからだ。」 「〜に対して○○○をすることによって***している。」 「〜と○○○は、***でつながっている。」など |
○評価方法 | 発言・・・・・・交流、討論、ディベートなどの発言の内容分析 記述・・・・・・ノート、学習カード、ワークシート、作文などの記述分析 |
社会的事象を的確に観察調査したり各種の資料を効果的に活用したりするとともに調べたことを表現することです。 |
評価の手順 | ||
○学習活動における具体の評価規準例 | (単元名「ごみのしまつと活用」第4学年) @ごみの処理と自分たちの生活や産業とのかかわりを見学したり調査したりして具体的に調べている。 Aごみの処理にかかわる対策や事業が計画的、協力的に進められている様子を見学したり調査したりして具体的に調べている。 B見学、調査した過程や結果を分かりやすく表現している。 |
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【技能】 | 【表現】 | |
○評価規準のポイント | 「見学したり調査したりして具体的に調べている」、「資料を効果的に活用したり」という表現がされています。問題の解決に必要な情報を集め、選び、活用する力が付いているかどうかを児童の学習状況から把握します。 | 「調べた過程や結果を目的に応じた方法で表現している」という表現がされています。結果だけではなく、調べた過程を目的に応じた方法で、分かりやすく、工夫して表現しているかどうかを評価します。 |
○チェック項目(児童の具体的な姿) | 調べ学習や見学、観察場面において、「グラフやパンフレットなど必要な資料を集めている」、「集めた資料から状況や変化などを読みとっている」、「見学などで様子を具体的に観察し学習カードに記録している」、「聞き取り調査の質問を考え準備している」、「集めた情報を自分の問題解決に結びつけて整理している」などの状況を評価します。 | 小見出しやイラスト、グラフ、地図、年表を活用したりして、学習の問題の解決に結び付けて調査した過程や結果を分かりやすく表現しているかどうかを評価します。資料をそのまま引用するのではなく、見付けたこと、気付いたこと、分かったこと、疑問などを自分の言葉でまとめているかどうかを評価します。 |
○評価方法 | 記述・・・・・・学習カード、ノート 作品・・・・・・レポート、掲示物、プレゼンテーションなど |
社会的事象の様子や働き、特色及び相互の関連を具体的に理解していることです。 |
評価の手順 | |
○学習活動における具体の評価規準例 | (単元名「ごみのしまつと活用」第4学年) @ごみの処理と自分たちの生活や産業とのかかわりが分かっている。 Aごみの処理にかかわる対策や事業は計画的、協力的に進められていることが分かっている。 |
【知識・理解】 | |
○評価規準のポイント | 「様子や働き、特色などが分かっている」という表現がされています。ある社会的事象について、意味のある知識としてもっていることや社会的事象の存在を知っているかどうかで判断します。また、「かかわりが分かっている」という表現がされています。それぞれの知識の相互の関連を具体的に理解していることや社会的事象の(因果)関係を知っているかどうかで判断します。 |
○チェック項目(児童の具体的な姿) | 「○○とは、〜ということです。」、「〜には、○○というものがあります。」などの発言や記述で評価します。断片的な知識だけを答えさせることのないようにすることが大切です。「○○によって、〜になった。」、「○○は、〜に役立っています。」などの発言や記述から関連や関係を理解しているか評価します。社会的事象の意味理解を具体的に分かっているかどうかが大切です。 |
○評価方法 | 発言・・・・・・導入において既習学習を想起させる、まとめにおいて確認するための 発問に対して的確に答えているかなど 記述・・・・・・テスト、ワークシートなど |