【ロボット技術科】遠隔温度・湿度計測システムを納品しました
科目「課題研究」の一環として、ロボット技術科の3年生徒が設計・構築した遠隔温度・湿度計測システムを綾部市の公栄精密株式会社(綾部市岡安大日陰4番地)に納品しました。
この活動は、実践的な学習活動をとおし、生徒の知識や技術および表現力並びに判断力を涵養(かんよう)することを目的として、綾部鉄工工業協同組合(綾部市西町1丁目50番地の1)と共同し実施する産学連携事業において行われたものです。
今回、生徒によるヒアリング・プロポーザル実施後、発注を受け、システムを設計・構築し、納品に至りました。
詳細は下記のとおりです。
記
1 内容
温度・湿度・ドアの開閉情報を収集し蓄積するコンピュータシステム
2 センサーの設置場所
公栄精密株式会社 工場内 4か所
3 システムの概要
コンピュータ | Raspberry Pi® 4 |
OS | Raspberry Pi® OS(Debian GNU/Linux) |
温度・湿度センサ | TWELITE® ARIA および TWELITE® MONOSTICK |
時刻の同期 | GPS/GLONASSモジュールu-blox M8による |
時刻の制御 | RTCモジュールDS1307による |
情報の蓄積 | オープンソースソフトウェア「Maria DB」「Cacti」による |
情報の可視化 | オープンソースソフトウェア「RDDtools」による |
4 学習上のねらい
近年、世界においては人口増大が進みSDGsが掲げられる一方、我が国では少子高齢化が進行し、DX化への対応が急務となっている。
そこで、本学習テーマでは、エネルギー価格の高騰下、これらの削減が急務であることや温度や湿度がものづくりに影響を与えることを理解させるとともに、IoTを担うLPWA技術を取り上げながら、工場に点在する地点の温度・湿度を効率良く計測し、蓄積、見える化を行うシステムの設計・構築させることを通して、生徒の知識や技術および表現力並びに判断力を涵養(かんよう)することをねらいとしている。
以上