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W 国語力の育成を考える
1 「まなび教育推進プラン」における「国語力の育成」
プラン策定の趣旨   「まなび教育推進プラン」は、「生涯にわたって学び続ける基盤を培うという観点に立って、基礎・基本を徹底して『確かな学力』の向上を図る取組や不登校の解決に向けた取組についての具体的な充実策を策定し、京都府における教育改革を着実に推進」する趣旨から策定されました。
「確かな学力」の向上を図る上での基盤としての国語力   このプランの中では、国語力を「『確かな学力』の向上を図る上で、考える力、想像する力、表現する力、これらを支える語彙力等の基盤となるもの」と位置づけています。そして、その育成を図る取組が重要であるとして、「施策の基本方向」の先頭にあげています。
現状と課題   国語力の育成の「現状と課題」としては、まず、小学校基礎学力診断テスト及び中学校学力診断テストの結果から「基礎学力はおおむね定着していますが、国語科はもとより、他教科においても必要となる『文章を読み、論理的に考えたり表現したりする力』に課題がみられます。」としています。そして、平成16年度発表の経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(PISA)結果や平成16年2月の文化審議会答申にも触れながら、本府については、「『朝の読書』や一斉読書の広がりから、子どもの読書離れに歯止めがかかってきています。」としながらも、「今後一層の読書活動の活性化を図るためにはさまざまな取組が大切」とし、読書活動の推進が重要だとしています。
施策の基本方向   本プランの「施策の基本方向」には、「国語力の育成」のほか、「家庭での学習習慣」や「京都式少人数教育」の3点があげられています。その1番目が「確かな学力の基盤となる『国語力』の育成」です。 そのポイントは次の3つだと考えられます。
 
 ◇「学校教育と社会教育が一体となった読書活動の推進を図ること」
 ◇ 「学校教育において、国語科はもとより、教育活動全体を通じて取り組むこと」
 ◇ 「児童生徒に考える力や表現力などを培う取組を充実すること」
重点施策   次に示した「重点施策」に「児童生徒に確かな学力の基盤となる国語力の育成を図るため」の施策があげられています。
 その中の@「学校教育と社会教育が一体となった読書活動の推進」は、具体的には、「子ども読書の日(4月23日)」に関連した「子ども読書絵てがみコンテスト」等のさまざまな取組や、「みんなで読もう!1000万冊 読書キャンペーン」などを指しており、このような事業を学校教育と効果的に結びつける工夫をすることで、より大きな成果が期待できると考えられます。
 なお、「京都府子どもの読書活動推進計画」との関連を考慮しつつ取組を進めることも大切です。 








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