※特別支援教育は、理解と実践を両輪にして推進していく必要があります。校内研修会は、校内の特別支援教育を進める鍵となります。役に立つ、お手軽、日常的に実施できる校内研修会のヒントが満載です。 |
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コーディネーターは研修のコーディネートをしましょう |
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■ 特別支援教育に関わる法改正などの動向や障害特性についての基本的な理論研修については、専門性の高い講師を校外から招き、講義してもらうのも良いでしょう。でも、講師任せにせず、事前の打ち合わせは入念に!自校の先生達の特別支援教育に関する知識や関心の高さなど、学校の実態や状況を理解してもらい、この研修会は何を「ねらい」としているのか、どういう力を先生達につけたいのかを講師に明確に伝えることが成功の鍵です。
■ テレビの特集番組を活用する方法もあります。コーディネーターが研修の目的に応じて解説を加え、自分の学校の子ども達の理解につなげましょう。「こんな番組がありますよ。」「こんな本がでました。」という情報提供も有効です。
■ LD等の疑似体験も認知や行動の特性の理解には役立ちます。教師自身が困り感を体験し、子どもの困り感に寄り添える先生を増やしましょう。そこから、具体的な支援が生まれます。
■ 違う校種(園・小・中。高等学校)や専門機関から講師を迎え、実践を紹介してもらいましょう。具体的な支援の内容を知ることで、自校での支援方策のイメージが持ちやすくなります。
■ 事例研究会をしましょう。何と言っても身近な子どもの姿と指導から学ぶことは、現実的でお役立ち感を感じられるのではないでしょうか。
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子どもの状態の報告や交流だけに終わるのでは意味がありません。学べる事例研究にするには事例を絞る方がよいでしょう。ノート、作品、テストなども含めて、学校だから用意できるリアルな資料を集めましょう。
聞くだけの研修会にならないように進めましょう。研究会に参加する先生達の経験や得意な分野を把握し、それぞれの立場で有効な発言をしてもらえるようコーディネートしていくことが大切です。
研究会で取り上げた子どもについてのその後を、こまめに報告しましょう。理解が広がります。 |
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■ ヒットグッズ(教材・教具)の貯金に努めましょう。子どもは一人一人違います。ある子どもにヒットした教材・教具が、どの子にも有効にヒットするとは限りません。しかし、教材・教具の蓄積は次の教材・教具を生み出すヒントになります。具体的実践を進めて行く上では大変役に立ちます。幼稚園、小学校、中学校等校種間で交流するのも有効です。
■ 特別支援教育に関する研修会だけが、研修の場ではありません。特別支援教育の視点は一人一人を理解し、一人一人を大切にする全ての教育活動に通じるものです。全ての校内研究会で率先して、特別支援教育の視点を意識した発言をしましょう。特別支援教育は特別ではありません。特別支援教育の視点を、毎日の教育活動の中に・・そして毎日の教育活動から特別支援教育を確かに、豊かにしていきましょう。 |