1年生 生物基礎 |
令和6年12月10日(火) |
1年生で履修する『生物基礎』の授業では、11月の下旬から、最後の単元である「生物の多様性と生態系」を学習しています。その冒頭は、「植生」。
その場所に生育する植物の様子について学びます。そこで、「校内にどんな植物があるのか、調べてみましょう」というテーマで、フィールドワークを行いました。1時間目は、校内にある植物の標本(葉)とその姿の写真を採集。2時間目は、その情報をもとに採取した植物の同定を行いました。1チーム3~5人の班をつくり、班での活動となります。どの木にしようかなぁ、この野草にしようかなぁ、班のみんなで相談して目的の標本を選びます。普段見慣れている風景ではありますが、改めて観察してみると、校内にもこれだけたくさんの種類の植物が植栽されていたり、自生していたりするのだと気づきます。 |
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2時間目は、持ち帰った植物の同定です。その植物の特徴をよく読み取って、Webサイトにある検索システムを使って調べていきます。これが、なかなか難しい。特徴から絞り込んでも、「該当なし」と出たり、逆に、候補が多すぎて決め手に欠けたりと。でも、班のみんなで相談したり、意見を出しあうことで、なんとか採集した標本の同定にこぎつけました。それが、正しいかどうかは、ご愛敬ということで。ただ、こうした地道な生物種の同定調査を経験し、「理科」という分野に少しでも興味が膨らめばいいなと願っています。 |
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<生徒の感想>
■葉っぱと木の隅々まで見ても、それっぽいものに絞るのは結構大変でした。
葉の大きさと付き方、形について細かいところまで見ないとわからなかったり、間違えてしまうというところが難しかった。
■学校にはたくさんの種類の植物が生えていることがわかった。植物によって特徴が違って、同じに見えても別のものだったりしておもしろかった。
■実際の植物を取りに行って、普段ならほとんど気にしない植物にも目を向けて観察するというおもしろい機会になった。
■なぜ、葉が分裂して手のような形になるのだろう、真っ赤なモミジと真っ黄色なモミジの違いは何だろうと思った。どのモミジも奇数個に葉が分裂しているのがおもしろいと思った。 |