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「夢をかなえる場所がここにある」「勉強も、部活も、全部。」 京都府立西舞鶴高等学校

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理数探究科 冠島調査(夏)
令和6年8月23日(金)~26日(月)
 本校理数探究科生徒8名が、冠島でのオオミズナギドリ調査に参加しました。
 冠島はオオミズナギドリの集団営巣地として国の天然記念物に指定されており、通常上陸は禁止されています。本校理数探究科では、希望する生徒が舞鶴市や環境省からの特別な許可を得て、冠島に上陸し、冠島調査研究会のオオミズナギドリの標識調査補助を行いながら、本校生徒の探究テーマである「オオミズナギドリの日周行動」について、毎年データを取っています。
 冠島は無人島であるため、水や食料などの生活物資を持ち込み生活します。原生林の一画にテントサイトをつくったり、様々な工夫を凝らしてタープやテントをはり、快適に生活できる空間を作ったりすることは、現代の生活に慣れている我々に多くの気づきを与えてくれます。
 昼間は島内の調査区画で調査の準備を行ったり、島内の昆虫や植物を観察したりしながら過ごしました。そして、夕方になるとオオミズナギドリが帰島前に冠島の周囲を反時計回りに周回する「鳥まわり」と呼ばれる現象の調査を行いました。生徒たちは、望遠鏡を用いて個体数をカウントしました。
 夜になると冠島調査研究会の標識調査の補助を行いました。区画内にいるオオミズナギドリを手で捕まえ、足にリングを付けたり、リングの文字を読み取り記録したりしました。これらのデータは標識調査の管理を行っている山階鳥類研究所で貴重なデータとして今後保管されていきます。
 その他にも明け方のオオミズナギドリの飛び立ち調査やヒナの体重測定など、日常では経験できない自然にふれあい、鳥類の調査の一端に触れる機会となりました。そして冠島調査研究会のみなさん、参加された大学生や大学院生の方々、環境省の方々から大変多くのことを学ばせていただきました。本校は今後、得られたデータをまとめ、考察、発表し、体験を通じて感じた舞鶴の自然の素晴らしさについて広く伝えていく活動を行います。

テントサイト設営では
校長先生も手伝ってくださいました

テントサイトで団らん

海岸から帰島する
オオミズナギドリの数をカウント

オオミズナギドリの成鳥は
かわいいですが捕まえると暴れます

夏の調査ではヒナに出会えます

バナースペース








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