情報モラル指導資料
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20 有害情報

指導項目の分類

心身の健康に関すること

対象学年・教科等
中学校 道徳、技術・家庭、総合的な学習の時間、特別活動など
指導のねらい
(1) Webページの中には、様々な情報があり、見たくない情報に出会ってしまう可能性があることを理解させる。

(2) 見たくないWebページに出会ってしまったときの適切な対処方法を理解させる。
指導の手引

京都府教育情報ネットワーク(京都みらいネット)をはじめ、すでに学校ではフィルタリング機能によって有害情報への接続を規制しているが、完全な遮断は難しい。児童生徒が生活していく上で、学校以外の利用も含めた有害サイトへの接続や、その対策について指導する。

児童生徒はそれぞれの発達段階において、性的なこと、暴力的なこと、反社会的なことなどさまざまなことに興味関心をもつが、それ自体が問題なのではなく、いかにコントロールするかが重要である。

第三者機関の評価や審査を受け、特定の対象者に推奨あるは禁止されたサイトやコンテンツであることを示すクオリティラベルと呼ばれる情報には、オンラインマーク、安全安心マーク、プライバシーマーク等がある。

フィルタリング機能とは、子どもにとって好ましくないインターネット上の情報を自動的に遮断する機能である。(ただし、完全な遮断を保障するものではないことに注意する。)

フィルタリングソフトは数千円で市販されており、また、多くのプロバイダ(インターネット接続業者)が無料又は月額数百円でフィルタリングサービスを提供している。

財団法人インターネット協会では無料フィルタリングサービスを提供している。
 http://www.iajapan.org/filtering/

教育情報ナショナルセンター(NICER)が、インターネット上の日本の教育用コンテンツに対し、LOMLearning Object Metadata)という学習コンテンツ用の属性情報を付与して整理し、NICERのサイト上で様々な検索が行えるようにしている。また、民間の検索サイトでも子ども向けの検索ページを提供されおり、有害情報への接触を防いでいる。


展開例

学習活動

指導上の留意点

本時の学習のめあてを知る

ワークシートの事例を読む

思ったことを書いてみる

友達やグループで「有害情報」について話し合う

意見をまとめて数人が発表する

自分の感想や意見を書く

本時の学習をまとめる

自己評価をおこなう

Webページを使った体験的な学習活動を取り入れる場合は2と3の部分を活動にあてる)

興味・関心を全く否定してまうのではなく、それを各自が抑制することが大切であることに気づかせるように留意する。


 
発展的な学習

フィルタリングソフトなどを用いた有害情報への接触を避ける適切な方法を理解させる。

インターネットを活用していく中で、情報活用能力の一つとして、自分にとっての有用性を判断する力を育てるように指導する。

関連項目

「Webページの公開」、「出会い系サイト規制法」


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京都府教育委員会

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