はじめに
情報社会の進展は、インターネットの利用等私たちの生活に多くの情報技術(IT)の恩恵・利便をもたらしていますが、一方では様々なトラブルも起きています。こうした情報化の光と影の部分を十分に理解した上で、情報社会の中で適正な活動を行うために、児童生徒に情報モラルを育成することがますます重要となっています。
情報モラルは、日常生活上のモラルを基盤とし、児童生徒の発達段階に応じて、系統的・計画的に指導する必要があります。指導にあたっては、情報技術とその利用によるコミュニケーションの特性を踏まえ、インターネットやコンピュータ、携帯電話などの利用によって発生する問題事象を身近なこと自分自身のこととして常に意識させながら進めることが大切です。
児童生徒にこれらの経験や認識が不足している場合は、安全な環境で誰もが擬似的に体験できる「体験型コンテンツ」を活用することが効果的であり、現在、学校や教育機関等における利用が認められた「体験型コンテンツ」は、インターネット上に多数公開されています。
また、今後、社会の急速な情報化の進展に伴い、情報モラルの指導内容も一層多様化していくものと予想されますが、そのような変化を敏感に捉えて、迅速かつ柔軟に対応することも必要です。
この度、京都府教育委員会では、各学校段階における一般的な指導項目を示すとともに、コンピュータ教室などで実際に操作しながら体験的な学習もできる「情報モラル指導資料集」を作成しました。
各学校においては、本資料集を活用し、情報モラルの指導の充実に努めていただくようお願いいたします。
○著作権等
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・「情報モラル研修教材2005」の著作権は、独立行政法人教員研修センターに帰属し、「情報モラル研修教材2005」に掲載されているソフトウェア画面およびホームページ画面の著作権は、各著作元に帰属します。
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京都府教育委員会
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