指導のねらい |
(1) |
他人のパスワードを使うことは、無断で人の家の鍵を開けて、入り込むのと同じ行為であることや、社会的な責任が問われることを理解させる。 |
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(2) |
IDやパスワードを安全に管理する方法や他人のパスワードを知ってしまった場合の適切な対応を理解させる。
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指導の手引 |
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他人のIDやパスワードを勝手に使って、ネットワークシステムにアクセスしたり、ソフトウェアの不具合(セキュリティホール)を利用して、ネットワークシステムにアクセスしたり、他人のIDやパスワードを、勝手に他の人にメールや口頭で伝えたり、掲示板に無断で載せたりすることは、「不正アクセス禁止法」違反となる。
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不正アクセス禁止法では、ネットワークを利用して他のコンピュータに不正行為が行われることを防止するアクセス制御を越えて、権限のないコンピュータにアクセスするハッキングなどを禁止している。
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オンラインゲーム上で、他人のユーザIDとパスワードでなりすましてログインし、他人のキャラクターの装備品やアイテムを自分のキャラクターに移し替えたり、他人になりすましてオークションへ出品したり入札したりすることなども不正アクセス禁止法違反になる。
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このような不正アクセス禁止法違反の検挙者の未成年者の占める割合は年々増加傾向にある。
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不正アクセスを受けたときは、被害の拡大を防ぐために、被害を受けたサーバコンピュータをネットワークから切り離す(物理的にインターネット回線を引き抜く)。その後、サービスや業務の稼働状況を考慮のうえ、できるだけ現状を保持するようシャットダウン、リブート、バックアップデータによる復旧作業等は行わないように努める。また、ログの解析により、侵入の手口、侵入経路等に関する情報を入手できる場合が多いので、可能な限り事後調査に必要な情報の保全に努める。 |
<参考>
警察庁セキュリティポータルサイト
http://www.cyberpolice.go.jp/
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展開例
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学習活動
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指導上の留意点
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1 |
本時の学習のめあてを知る
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2 |
ワークシートの事例を読む
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3 |
思ったことを書いてみる
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4 |
友達やグループで「不正アクセスへの適切な対処」について話し合う
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5 |
意見をまとめて数人が発表する
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6 |
自分の感想や意見を書く
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7 |
本時の学習をまとめる
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8 |
自己評価をおこなう
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(Webページを使った体験的な学習活動を取り入れる場合は2と3の部分を活動にあてる)
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他人のコンピュータに侵入することは家に勝手に入ることと同じなど、身近な事として実感できるように説明を工夫する。 |
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進んだ学習 |
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ネットワークにつながったコンピュータは、他人からアクセスして、中を見られる危険性があることを理解させる。
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「不正アクセス禁止法」違反の事例を調べ、法律の内容について理解させる。 |
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