京の国語力向上のための指導資料(マトリクス詳細版「話す・聞く」)

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話   す   ・   聞   く
話す・聞く 小学校低学年 小学校中学年 小学校高学年 中学校前期 中学校後期



気付く ・強調するところに気付いて話す。
・時間的な順序に気付きながら聞く。
・中心点を伝えるため、分かりやすい話し方に気付いて話す。
・内容の中心点に気付きながら聞く。
・場の様子や聞き手の様子に気付きながら話す。
・話し手の意図や心情や状況に気付きながら聞く。
・場の状況や聞き手の様子に気付きながらわかりやすく話す。
・場の状況を理解し、話し手の意図や心情に気付きながら聞く。
・場の状況や相手に応じて効果的な表現に気付きながら話す。
・話の論理的な展開や効果的な表現に気付きながら聞く。
疑問をもつ ・分からない点について尋ねる。
・分からないこと、尋ねたいことを意識しながら聞く。
・中心点を明らかにするため、分からないことについて尋ねる。
・中心点を理解するため、分からないことを押さえながら、聞く。
・要旨や主題を明らかにするため、疑問点を明確にしながら、効果的に尋ねる。
・要旨や主題を理解するため、疑問点を押さえながら、効果的に聞き取る。
・聞き手の疑問を確認しながら話す。
・話された内容について自分の考えと比較し疑問点を明らかにし質問する。
・聞き手の疑問の背景を理解して話す。
・話された内容について多様な視点から吟味し、疑問点を深めながら聞く。
つなげる ・身近な事柄を関連付け、順序を考えて話す。
・身近な事柄を関連付け、順序を理解しながら聞く。
・話そうとする事柄の相違点や共通点、変化をとらえながら、中心点を明確にして話す。
・他の事柄と関連付けながら話題の中心点を聞き取る。
・目的に応じ、事例などを織り交ぜ、効果的に分かりやすく話す。
・自らの経験など、他の事柄とつなげ、話し手の意図をつかみながら聞く。
・目的や相手に応じて事実や経験と自分の意見をつなぎながら話す。
・自分の経験や知識につなげながら話のポイントを的確に聞き取る。
・目的や相手に応じて事実や経験と自分の意見をつなぎ考えを深めながら話す。
・自分の経験や知識につなげながら考えが深まるように話を聞き取る。
くらべる ・順序を明確にし、変化をくらべながら話す。
・順序を聞き取り、変化をくらべながら聞く。
・話題にする内容と他の事柄との相違点や共通点を明確にしながら話す。
・相違点や共通点を明確にしながら聞く。
・伝えたい内容を明確にし、複数の事例や考え方を比較すること等により、効果的に話す。
・他の事柄や他の意見等と比較し、話し手の意図をつかみながら聞き取る。
・複数の事例や考え方を比較することにより的確に自分の意図を話す。
・他の事柄や意見と比較しながら話し手の意図や表現効果を分析的・批判的に聞き取る。
・目的や相手に応じて、事例や考え方を比較し、自分の意図を効果的に話す。
・他の事柄や意見を比較しながら話し手の意図や表現を分析的・批判的に聞き取り、自分の考えを組み立てる。
理由付ける ・「わけ」を明らかにしながら、話す。
・「わけ」を聞き取る。
・理由を明らかにしながら、筋道立ててを話す。
・導かれた結果や推論について、その理由を聞き取る。
・複数の理由により、自らの考え方を効果的に述べる。
・話し手の意図を考えながら、推論や予測、考え方の根拠を聞き取る。
・自分の考え方や意図を的確に表すためにふさわしい材料を選び話す。
・事実と意見、推論や予測、考え方の根拠を区別しながら、内容を的確に聞き取る。
・自分の考え方や意図を根拠付ける理由を基に、筋道を立て説得力をもって話す。
・事実と意見、推論や予測、考え方の根拠を区別しながら、内容を吟味し、批判的に聞き取る。
推論する ・似たところや移り変わりについて話す。
・似たところや移り変わりを聞き取る。
・理由を明らかにし、筋道立てて推論したことを話す。
・理由と、そこから導かれる結論をとらえ、推論の筋道を聞き取る。
・結論を導き出す過程について、論理的に話す。
・類似や差異、変化から「決まり」を導き出す過程について話す。
・「決まり」から結論を導き出す過程や、類似や差異、変化から「決まり」を導き出す過程について聞き取る。
・結論や結果を導き出す過程について演繹的、帰納法的に話す。
・話し手の意図や結論を導き出す論理的な構成について批判的に聞き取る。
・多様な情報やテキストから法則や結論を導き出す過程を根拠を明らかにしながら演繹的、帰納法的に話す。
・結論や結果を導き出す論理的な構成や表現の妥当性について批判的に聞き取り、自分の考えを深める。
話す・聞く 小学校低学年 小学校中学年 小学校高学年 中学校前期 中学校後期



感じ取る ・話すこと、聞くことの楽しさを味わう。 ・中心点を明確にしながら伝え合い、話し手や聞き手のとらえ方や気持ち、雰囲気を感じ取る。 ・内容の組み立てや表現から、話し手の意図を感じ取る。
・話し、聞くことで話題を深め、伝え合うことのよさを感じ取る。
・場の状況や聞き手の意図を感じ取り、目的に応じて話す。
・話し手の意図や考え方を感じ取りながら、話の意図を的確に聞き取る。
・場の状況や聞き手の意図を感じ取り、それに応じた効果的な話し方を工夫する。
・話し手の意図や考え方、言外の背景にあるものまで感じ取りながら話の意図を深く聞き取る。
感動する ・おもしろかったこと、印象に残ったこと、伝えたいこと等について話す。
・おもしろかったこと、印象に残ったこと、話し手が伝えたいこと等を聞き取る。
・感動したことを伝えるため、相手に応じて話す。
・話し手に共感しながら聞き、感動したことの中心点をとらえる。
・感動を伝えるため、場や聞き手に応じ、工夫して効果的に話す。
・背景や状況と関連付け、話し手の主張に共感し、感動したことを聞き取る。
・自分の気持ちや感情を心に響く言葉で話す。
・話し手の立場に立って共感しながら聞く。
・感動を伝えるために、場の状況や聞き手に応じて効果を工夫し、自分の表現で話す。
・場の状況や話の背景を理解して感動を深めながら聞く。
話す・聞く 小学校低学年 小学校中学年 小学校高学年 中学校前期 中学校後期




思い描く ・思い描いたことを順序よく話し、伝えようとすることの大体を伝える。
・聞いた内容から、話し手が伝えたいことの大体を思い描く。
・思い描いたことの中心点が伝わるように話し、自らの考えや心情を伝える。
・聞いた内容の中心点をつかみ、話し手の考え方や心情を思い描く。
・思い描いたことを効果的に話し、自らの意図や思いを伝える。
・聞き取った内容を元に、話し手の意図や思いを思い描く。
・聞き手の立場や状況を思い描きながら分かりやすく話す。
・話し手の立場に立って、状況を思い描きながら的確に聞く。
・聞き手の立場や状況を思い描きながら効果を工夫して話す。
・話し手の立場や状況を思い描きながらより深く話し手の考えを聞き取る。
察する ・聞き手や話し手の様子から、気持ちや雰囲気を察する。 ・内容の中心点や場の雰囲気から、聞き手や話し手の気持ちや考え方を察する。 ・場の様子や雰囲気から、話し手や聞き手の気持ち、とらえ方等を察し、話し方、聞き方を適切に変える。 ・場の様子から話し手や聞き手の気持ちや意図を適切に察し、自分の言葉を工夫する。 ・場の様子から、話し手や聞き手の気持ちや意図を深く察し、効果的な自分の表現方法を工夫する。
予想・
予測する
・内容の移り変わりを予想して聞く。 ・自分の話し方が相手に与える影響を予想しながら話す。
・内容を予想して聞く。
・話し手、聞き手の受け取り方を予想し、より効果的な話し方・聞き方をする。 ・聞き手の反応を予測しながらわかりやすく自分の言で話す。
・話し手の意図や考えを予測しながら、的確に内容を聞き取る。
・聞き手の反応を予測しながら自分の表現をもって効果的に話す。
・話し手の意図や考えを予測しながらより深く内容を聞き取る。
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・相手に応じ、経験したことなどについて、事柄の順序を考えながら話したり、楽しく話し合ったりする。 ・相手や目的に応じ、調べたことなどについて、筋道立てて話したり、進んで話し合ったりする。 ・目的や意図に応じ、考えたことや伝えたいことなどを的確に話したり、計画的に話し合ったりする。 ・自分の考えを大切にし、目的や場面に応じて的確に話したり、話合いの話題や方向をとらえて的確に話し合う。 ・自分のものの見方や考え方を深め、目的や場面に応じて的確に話したり、相手の体場や考えを尊重し、目的に沿って効果的に話し合う。
育ちの
キーワード
順序・移り変わり
身近な事柄
楽しさ
中心点
共通点・相違点
筋道立て
目的・意図
効果的
要旨
自分の考え
事実と意見
わかりやすさと的確性
自分の表現
吟味と評価・論理と根拠
深さと効果

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