京都府立東舞鶴高等学校
校 長 田中 重春
京都府立東舞鶴高等学校浮島分校のホームページに、ようこそお越しくださいました。
さて、浮島分校は潮の香りが漂う舞鶴湾の近くに位置し、京都府内では唯一、単独の学舎をもつ夜間定時制の高等学校です。そして今年度より高等学校としての存在意義、期待される社会的役割そして目指すべき高等学校像を定義したスクール・ミッション「一人ひとりに応じた教育活動を行う普通科を設置する夜間定時制課程の高校として、学習意欲の向上や基礎学力の充実を図り、社会性を身に付けながら能力を最大限に伸ばして進路を保障し、社会に貢献できる自立した人材を育成する」のもと、特色・魅力ある教育の実現に向けた方針としてスクール・ポリシーを策定し、教育活動を進めています。
そのスクール・ポリシーのうち、育成を目指す資質能力に関する方針として、「@生徒が、社会の一員として自立し働くための基礎的な知識・技能や素養を身に付けられるようにします」、「A生徒が、自己理解を深め、自ら考え行動したり挑戦したりする姿勢を身に付けられるようにします」、「B生徒が、多様な個性や思いを持つ人と協力する態度やコミュニケーション力を身に付けられるようにします」の3つを掲げています。
本校に通う生徒の多くは、 昼は仕事やアルバイトをして疲れた後に、夜に学ぶという忙しい生活を送り、 教職員とともに授業や部活動、 学校行事に取り組んでいます。
そして、浮島分校ではスクール・ポリシーを受けて、「〜Assist your mind〜 君のやる気、応援します!」というスローガンのもと、 各自が持てる力を最大限に発揮し、さらにその力を伸ばせるよう、教職員一同全力でサポートしています。また、それぞれ異なった個性にあふれ、さまざまな思いや目標を持って本校に通う生徒たちが、教職員のサポートを受けながら、社会の一員として自立していく上で必要な知識や能力を身に付け、困難な状況を乗り越えていくための生きる力を培おうと前向きに頑張っています。
4月に新入生を迎え、6月の体育祭は学年を越えたつながりが見られ、誰もが楽しめる行事になりました。また、部活動では1年生の加入者も増え、活気が出ています。特に、バドミントン部4年男子1名が全国定通バドミントン選手権大会府予選会で優勝し、両丹予選会でも女子シングルス優勝、準優勝、3位を、女子ダブルス優勝、準優勝と活躍してくれたことは特筆すべき点です。4年男子1名と4年女子1名が全国大会京都府代表に選出され、全国制覇を目指して8月19日から神奈川県小田原市で開催される全国大会に出場します。高校生活最後の全国大会ですから、思う存分力を発揮してほしいと思います。
ところで、商品には価格に加えて付加価値というものがあります。それはデザイン、素材、機能、効果、使いやすさ、環境負荷の低さなど様々な興味関心に訴えかけるもので、我々は商品を手にするというよりもその付加価値に対価を支払っているといっても過言ではありません。
同じように人にも付加価値があります。簡単に言い換えれば「人の魅力」です。人の付加価値もまた様々な形をしています。学校であれば学業成績、部活動やボランティア活動で得られたマインドなどです。さらに、学校生活で得たコミュニケーションスキル、読書で得た見識、趣味で身に付けた特殊なスキルなどもそうです。こういう付加価値は自分から進んで手に入れようとした経験がなければ積み重なってきません。つまり、主体性という情熱が自身の付加価値を高めるのです。その結果、経験から得られたものがその生徒自身のストーリーとなり、魅力ある人物へと成長させてくれるのです。入試面接や就職面接で語ることができるような自身のストーリーを積み重ねていってほしいと思っています。学校生活、家庭生活、仕事やアルバイト、趣味や資格など様々な場面に自身の成長点があります。この夏が生徒たちにとってそんな成長点であってほしいと願うばかりです。
最後に、学校の様子などを随時ホームページに掲載していきますので、夜間定時制で学ぶ生徒や先生たちの日々の取組の一端を御覧いただき、浮島分校への理解を深めていただければ幸いです。また、学校見学も随時受け付けていますので、遠慮なくお問い合わせください。
そして、すべての浮島分校に関わる皆様におかれましては、なにとぞ引き続きの御理解、御支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
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