ウ 連携・啓発する
教育相談を校務分掌として担当する教師が行う教育相談の中で、最も重要な役割が、この「連携・啓発」であると言ってよいでしょう。
「連携・啓発」の役割(仕事)では、教育相談部会(生徒指導部会、保健部会)や事例検討会の実施、また教職員全体での情報の共有など、校内における連携はもちろん必要ですが、心の専門家(SC等)や医療、福祉の専門家(精神科医、児童相談所の相談員等)からコンサルテーションを受け、指導・支援に役立てたり、児童生徒、保護者、地域社会に向けて心理的、教育的な情報を提供、提言する活動を行うことが必要です。
不登校への対応を中心とする校内のコーディネーター的な役割を担う教師には、この「連携・啓発する」力が強く求められるところです。
SCをはじめとする専門家や、ボランティアなどの非専門家等のマンパワー(人的資源)を活用しながら、効果的に組織的に、そして円滑に連携、啓発を進めることが大事です。