甘えてくる子には、それがどんな形であっても、できる範囲で十分に「甘えさせる」ことが必要です。
他方、「甘やかす」ということは、子どもが他者へ無理な要求を突きつけたり、他の子どもに迷惑を及ぼすような行為をしたときに、それを許してしまったり、無関心を装ったりしていることです。
その時にその過ちをきちんと指摘することは、その子どもにとってたいへん大きな意味をもちます。
十分に「甘えさせる」ことは、子どもの確かな自立につながりますが、「甘やかす」ことは、子どもの反抗を引き起こすだけであり、子どもの健全な成長を妨げるものでしょう。