7.まわりが気になって集中できないんだ
子どもの様子 | → | 考えられる要因 | → | 支援の手立て |
見たものや耳から入ってくる音が気になって集中することができない。 | → | ・見えるものや聞こえるものを整理することができない。 ・入ってきた情報をうまく処理できない。 |
→ | ・座席を工夫したり、不必要な刺激が入りにくいように環境を整備する。 ・興味を引きつけてから話をする。 |
理解はできるのだが、間違い(ケアレスミス)が多い。 | → | ・集中の持続が短い。 ・細部にまで気を配ることができない。 (注意力が弱い) |
→ | ・マークをつけたり、色分けするなど細部に注目できるようにする。 ・問題量を調節しながら、集中できる量を探る。 ・終わりを提示することで集中できる時間を作る。 |
忘れ物が多い。物をよくなくしてしまう。どこに置いたのかわからない。整理整頓ができない。 | → | ・よく似た物の形や特徴がしっかりつかめていない。 ・ひとつの作業に集中して取り組めない。 |
→ | ・必要なものを表にして貼るなど、視覚的なものを手がかりにしながら準備する。 ・「どこに何を置くのか」などが見てわかるようにする。(ラベルを貼るなど) ・よく似たものなどはマークやシールなどで区別する。 |
作業や課題を最後まで仕上げることができない。とりかかりが遅い。 | → | ・外部からの刺激に反応してしまう。 ・見通しが持ちにくい。 |
→ | ・達成することが可能な作業量や内容にする。 ・意欲的に取り組みやすい教材(わかりやすく、見やすい教材など)を利用する。 ・課題や作業は小さなまとまりにし、終わりを提示し、見通しが持ちやすいようにする。 |