5.計算が苦手なんだ
子どもの様子 | → | 考えられる要因 | → | 支援の手立て |
くり上がりやくり下がりの計算が暗算でできない。 | → | ・繰り上がった数が覚えられない。 ・10の合成分解ができない。 ・十進法が理解できない。 |
→ | ・具体物を操作しながら計算のやり方を言語化する。 ・補助記号を使う。 ・フラッシュカードなどで習熟する。 |
筆算になると、桁がずれて間違ってしまう。 | → | ・位置関係のとらえかたが弱い。 ・見えるものを正確にとらえる力が弱い。 ・不注意 |
→ | ・数字が見やすいように大きいマスのノートやプリントを使う。 ・マス目や枠などをひく。 ・問題の量を調整し、集中しやすくする。 |
「にひゃくはち」と聞いて「2008」と書いてしまう。 | → | ・位取り記数法の理解が弱い。 ・数の意味や表し方の理解が難しい。 |
→ | ・位取りのマスを利用する。 ・「にひゃくはち」と聞いて、具体物を操作する。→マスに数字を入れる。 |
かけ算の九九が覚えられない。 | → | ・一度覚えても、すぐ忘れてしまう。 ・「いち」、「し」、「しち」が聞いただけでは区別しにくい。 |
→ | ・九九の唱え方を書いた一覧表を作り、見ることで正確な九九を覚えさせる。 |