2.うまく話せないんだ
子どもの様子 | → | 考えられる要因 | → | 支援の手立て |
適切な応答ができない。 話が断片的で順序立てて話すことができない。 |
→ | ・ことばの意味が理解できない。 ・ことばの記憶ができない。 ・語彙力が乏しい。 ・ことばの想起力が弱い。 |
→ | ・話のポイントを要約して伝える。 ・実物や実際の動作、写真や絵など視覚的補助を使い、ことばと結びつける。 ・言いたいことを5W1Hに整理し、会話をパターンで練習する。 |
話の中でことばにつまずき、「あの…」「えっと…」などのことばがよく出る。 | → | ・語彙力が乏しい。 ・ことばの想起力が弱い。 |
→ | ・正しいことばで話しかける。 ・教師の話を復唱させたりして文を意識させる。 ・話のキーワードを示し、話す練習をする。 |
楽しく話をするが、思いつくままに話をし、話題がどんどんそれていってしまう。 | → | ・会話のルールがわからない。 ・注意がそれる。 |
→ | ・聞き手と話し手で交互に話す練習をする。 ・同じ話題について話す練習をする。 ・注意喚起を促す。 |
含みのあることば、嫌みや冗談を言われてもわからず、ことばどおりに受け止めてしまうため、ことばのやりとりがうまくできない。 | → | ・比喩表現や慣用句の意味がわからない。 ・ことばのウラの意味がわからない。 |
→ | ・絵やことばを使った具体的な説明から、場面や相手との関係に気付かせ適切な会話を伝えていく。 |