1.聞くことが苦手なんだ  

子どもの様子 考えられる要因 支援の手立て

 
  いくつかの指示を一度に言われると、覚えておくことができず、すぐに忘れてしまう。

・聞いて少しの間記憶しておくことが苦手である。
・必要な情報を短いことばで端的に伝える。
・具体物を示したり、黒板に書くなど目で見てわかりやすい支援を行う。
 
 教室の外から入ってくる音や声が気になる。
・必要な話とそうでない音など区別しにくい。
 (刺激を選択することが難しい。)

・座席を前にするなどの工夫を行う。
・興味を引きつけてから話をする。
・注目しやすいように図や絵などを利用し、見てわかる教材等を取り入れる。
 音を聞き分けることに苦労してしまう。
・音として聞こえているのだけれども 似た音を聞きけることが弱い。
・正しい発音を聞かせる。
・文字当てごっこ、ことば集めなど興味を持って聞きたいと思えるゲームなどを設定する。
・教室全体が聞きやすくなるような環境をつくる。

 話を聞いているけれども理解することに苦労してしまう。
・聞いただけではイメージできにくい。
・聞いて理解する力が弱い。

・ていねいなことばかけを行う。
・ことばの意味を図や絵を使って説明する。
・興味を引き出す課題の工夫を行う。

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