11.コミュニケーションがうまくとれないんだ

子どもの様子 考えられる要因 支援の手立て
 話したいこと(自分が興味ある話)を相手の興味に関係なく、一方的に話す。 ・コミュニケーションの仕方がわからない。
・相手の表情や全体の雰囲気を読みとることが苦手。
・相手と共感関係がうまく作れない。
・聞き手と話し手の役割交代をする。
(興味ある話題を使って、質問したりしながら、相手との会話のやりとりの経験を増やす。)
・話し合うルールを伝えて、実際のやりとりにつなげる。
・表情の意味や理由を説明する。
 含みのあることばや嫌みを言われてもわからず、ことばどおりに受け止めてしまうことがある。 ・言外の意味や慣用句、皮肉ほのめかしなどことばの裏の意味を読むことが苦手。
・曖昧な言い方がわかりにくい。
・相手の表情や全体の雰囲気を読みとることが苦手。
・抽象的な言い方をしないで、「どうすればいいのか」を具体的な行動で伝える。
・伝えたいことはわかりやすく端的に視覚的手がかりを使って話す。
・慣用句などについては、実際の場面を使ってその意味を伝える。
 よく話すが、相手の話を理解していない。 ・聞いて理解することがうまくできない。 ・必要な情報や伝えたいことは視覚的手がかりや身振り手振りを使って、わかりやすく、簡潔に提示する。
 質問に適切に答えることができない。 ・聞いて理解することがうまくできない。
・相手の表情や全体の雰囲気を読みとることが苦手。
・聞きたいことを視覚的手がかりなどを使ってわかりやすく、簡潔に伝える。
・「何をどう聞かれているのか」の要点を伝え、どう答えたらいいのかを実際の場面を使いながら伝える。

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