不登校の未然防止のための「研修・研究」のポイント@
 

F「オン-ザ-ジョブ-トレーニング(OJT)」を進めること
 研修の中で学んだこと、研究の中でわかったこと、自分のために教訓化したことなどを、自分の実践的指導力として確かなものにしていくためには、日頃の教育活動の中でそれを繰り返し実践してみることが大事です。

 教育相談研修においても他の研修と同様に、重要なキーワードとして、オン-ザ-ジョブ-トレーニング(OJT)ということがあります。
 オン-ザ-ジョブ-トレーニングとは、「仕事の現場で、業務に必要な知識や技術を習得させる研修」(三省堂 大辞林 第二版)です。「研修」と言うと、一般的には「仕事の現場を離れて、業務に必要な教育研修を行うこと」(=「オフ-ザ-ジョブ-トレーニング」)ととらえられていることもあるようです。

 事例検討会や各種の研究会、講演会に参加すると、新しいことに触れ、視野が広がったような気持ちになったり、実践的な教訓として肝に銘じておこうなどと思うものです。その時は「よく理解できた」とか「力がついた」などと考えるものですが、おそらく、多くの場合、数回の研修会で理解を深めたり、技術を高めたりしても、それですぐに自分の実践的指導力が向上したとは言い難いものです。
 管理職や教育相談のコーディネート的役割を担う教職員には、校内や各地域で教育相談のオン-ザ-ジョブ-トレーニングが進んでいくよう、その時々に声をかけたり、資料を配布するなどの仕事が求められます。

 
 
 
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