その努力の仕方は一概に言えるものではありませんが、親や教師のどのような言動であっても、子どもが「愛されている」「必要とされている」と感じられる温かな思いが根底にある限り、それが反抗の誘因になるとは思えません。自分にとっていわれなき叱責・強制・不公平なかかわり・無関心・排除などによって自尊感情(Self-esteem)が傷ついたとき、子どもは反抗すると言えます。学校や家庭において子どもの反抗の誘因となることがらを次に列挙してみます。Fig.4に示すとおり、「甘やかし」「否定的理解(無理解)」「無関心」が親や教師の言動にみられることが多くあります。 |
Fig.4 「反抗の誘因となるもの」 |