五領池東瓦窯跡(ごりょういけひがしかわらがまあと)
所在地 | 木津川市州見台8丁目 |
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指定区分 | 未指定 |
時代 | 奈良 |
交通 | JR奈良駅・近鉄奈良駅からバス「洲見台八丁目」行き終点下車すぐ |
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解説
五領池東瓦窯跡は市坂瓦窯跡の南西に隣接する奈良時代中期の瓦窯跡です。市坂瓦窯と同様のロストル式平窯が3基みつかりました。市坂瓦窯とは指呼の間にあり、ともに天平宝字年間(757~765年)に操業していた窯跡ですが、生産される瓦には全く共通点がみられません。五領池東瓦窯で焼かれた瓦は上人ヶ平遺跡とは異なる未知の工房で成形されたものということになります。この違いは、市坂瓦窯が平城宮の造営にかかわる瓦を生産していたのに対して、五領池東瓦窯は法華寺阿弥陀浄土院の造営にかかわる瓦を生産していたためと考えられています。五領池東瓦窯の瓦工人は木津川市と奈良市の境にある音如ヶ谷瓦窯で法華寺の創建瓦を焼いていた人たちでした。
写真
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地図
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