6.文章題が苦手なんだ

子どもの様子 考えられる要因 支援の手立て
 文章題がわかりにくい。 ・文章を読んで意味を正確に捉えることが難しい。
(数どうしの関係がイメージしにくい。)
・前の部分の内容を保持しながら読み進めていくことが難しい。
・数が大きくなると何を問われているかがわかりにくい。
・記憶に残りやすくするために絵や図をかいて文章の大切なところを整理する。
・内容を捉えやすくするために問題文を少しずつ区切る。
・要点やキーになることばに印をつける。
・数字を簡単なものに置き換えて関係性を捉える。
 図形問題がわかりにくい。 ・物の形の見分けがつきにくい。
・方向がわかりにくい。
・必要な線や形を見分けることが難しい。
・形と名前や特徴が覚えられない。
・視覚的なゲームなど興味のある物を使って図形に対する感覚を育てる。
・立体など実際の物や具体物を使って量的な感覚をつかむ。
・必要な線と形を色分けして注目する。
 大きい小さい、多い少ないがわかりにくい。 ・大小、多少の概念が捉えにくい。 ・具体物を補助に使って実際に操作しながら比べる。(最初は大きく違いがわかる設定にする。)
 単位を理解することが難しい。 ・「kg」「g」、「cm」「mm」などの単位が何を示しているのかわからない。
(単位間の関係がわかりにくい。単位換算が弱い。)
・単位の仕組みが十進法になっていることに気付かせる。
・「kg」「cm」「mm」などの「k、c、m」は単位間の関係を示していることを知る。
・具体物を計ったりすることで実際の感覚をつかむ。

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