岸田敏明校長 あいさつ


 綾部高校は、明治26年に現在のグンゼ株式会社の創始者であります波多野鶴吉翁によって「京都府蚕糸業組合立高等養蚕伝習所」として設立されました。 以来、綾部市をはじめとする京都府北部地域の発展とともに歩み続け、4万人に迫る卒業生の皆様は、全国各地の各界各分野で活躍されています。
 さて、本校に定時制課程が設置されましたのは、昭和23年、開校から50年余り経った頃のことです。 その後70年の長きにわたって、地域の勤労学生への修学機会の提供に、大きな役割を果たしてまいりました。
 本校の校是である「探真究理」も、波多野鶴吉翁が残されたもので、誠実な気持ちで学問研究に励むことの大切さが説かれています。 今後とも、この校是を受け継ぎ、着実に教育活動に取り組んでまいりますので、御理解、御支援のほど、よろしくお願いいたします。



教育目標

 一、生きる力となる学力を養う
 一、主体的に行動する力を養う
 一、生命を大切にし、豊かな心とたくましい体力を養う




学級数・生徒数

 令和2年4月1日現在の学級数・生徒数は次のとおりです。
   
  第1学年  1学級  4名
  第2学年  1学級  8名
  第3学年  1学級  8名
  第4学年  1学級  2名
     計  4学級 22名


 

校章とその意味

 昭和23年10月に、三校が統合し、新制綾部高等学校として発足し、校章制定の案が持ちあがった。 教職員、生徒より図案募集が行われ、50数点の応募があったが、選考委員によってIO点ほどが選び出された。 それらの中から昭和23年11月24日の全校教職員生徒の投票によって決定された。 農業科教員梅野五郎太先生の創作されたものを美術担当大筆兵一郎先生が手を加え校章図案として完成されたのである。
 古代より養蚕業の栄えた地であり、明治以後養蚕製糸をもって、全国的に蚕都綾部の名は知られた。 それを代表するものが桑の葉で、三枚は三校統合をしめすものである。 「蚕が桑を食べて脱皮しながら成長していくように、生徒話君も綾高で、よく学び、豊かな社会人に成長していくことを願って考えた」 というのが作者の言である。(「綾高創立百周年記念誌」より)



沿革

 M26.4
京都府蚕糸業組合立高等養蚕伝習所設立
 M40.4
何鹿郡立女子実業学校設立
 S18.4
京都府立綾部工業学校設立
 S23.10
京都府立城丹農業高等学校、京都府立綾部高等学校、京都府立綾部工業高等学校の3校を統合し
  
「京都府立綾部高等学校」を設立。通常の課程及び定時制の課程を設置。
 S28.3
通常の課程の畜産課程および商業課程を廃止。
 S28.4
普通家庭課程設置。
 S30.3
綾部市立東八田農業高等学校廃校、綾部高校定時制昼間部に移管統合。
 S31.4
通常の課程、定時制の課程昼間部、および上林分校に家庭課程設置。
 S33.3
定時制の課程夜間部商業課程廃止。
 S34.3
定時制の課程昼間部および上林分校の普通課程廃止。
 S36.4
通常の課程に農芸化学課程を設置。
 S38.3
通常の課程の蚕業課程廃止、機械課程募集停止。
 S43.4
通常の課程に園芸科設置。定時制の課程昼間部上林分校募集停止。
 S45.3
定時制上林分校廃止。
 H5.10
創立百周年記念式典挙行
 H9.3
家政科廃止。
 H27.4
本校に「四尾山キャンパス」、東分校に「由良川キャンパス」という愛称を使用
 H29.4
岸田敏明校長 着任