校内支援体制が整いはじめ、先生方の気づきの視野が広がり、「LD」や「読み書き困難」に対しても着目されるようになってきました。本冊子は、2年間の研究プロジェクトを通して次のことに留意して進めました。
- LDの中核をなす読み書き障害(困難)の事例について、視覚、聴覚、感覚・運動、発達など多面的な視点でのアセスメントを行いました。
- アセスメントをふまえて指導内容を検討し、個別の指導計画を作成して指導を進めました。
- 指導内容及び指導方法を評価する。評価をふまえてアセスメントを見直し、PDCAサイクルで指導しました。
読み書きに困難のある子どもを指導・支援されている先生方をはじめ、すべての先生方や保護者の方々が、「読み書きで困っている子ども」を理解し、支援するために活用していただければ幸いです。