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南山城の歴史と文化
常設展示
南山城の特色ある文化財を考古・歴史・民俗の各分野にわたって常設展示しています。

このコーナーでは、常設展示の内容にそって、南山城の歴史と文化について簡単に触れていきたいと思います。
詳しく知りたいという場合には、当館が発行しております常設展示図録『南山城の歴史と文化』をご覧ください。



1 先史時代−南山城のあけぼの−

 約2万5千年前、北半球が最後の氷河期に覆われていた旧石器時代後期に、京都盆地周辺の扇状地と段丘に最古の人々の生活の痕跡が認められます。
 約1万6千年前ごろ始まったとされる縄文時代には、気候が温暖・湿潤になり、土器や弓矢が発明され、食料獲得の幅が広がったことから、山城地域にも点々と集落の後が残されています。
 約3千〜2500年前に始まった弥生時代には、本格的な稲作が定着し、平野部は水田化され、各地に農耕集落が誕生していきました。

相楽出土銅鐸(木津川市指定文化財)
森本遺跡人面土器(京都府指定文化財)