大阪大学 : SPP

大阪大学 : SPPホタライト講座

大阪大学のSPP講座「タンパク質科学実習~ホタライトを用いた科学的キャリア教育」に参加しています。大阪大学理学部生命科学科の倉光研究室(豊中キャンパス)に行き「発光酵素ルシフェラーゼ」を用いて、吉本先生・大学生・院生の指導の下、実験、思考、問題発見、発表、討論までを1日かけて行います。生命科学やタンパク質科学の本質に迫りながら、科学や思考をエンジョイします。「何故?」を追求することの楽しさが実感できます。生徒の感想を以下に掲載します。


H24年度、タンパク質科学実習-ホタルの光の不思議  H24.11.24

●今回、2度目の実習で大阪大学におじゃましました。やはり、この実習から受ける刺激は素晴らしいです。高校の数学や理科の勉強は「既に答えが用意されていて、それをひたすら解いたり、暗記したり」と言うのがあたりまえですが、この実習には答えがないのです。仮説を立てる、実験する、結果が出る、考える、というメカニズムの中に、様々な考察や疑問が入り交じっています。いろんな人の個性も強く出たりして、それが非常に楽しいです。「常に疑問を持つこと、そしてそれを書き留めておくことが大切だ。」と、吉本先生が何度もおっしゃっていました。日常生活の中でもこれをやれば、生活が非常に楽しくなります。また、将来、大学や進路を決めるにあたっても、この実習はおおいに役に立ちます。高校で勉強するのは何のためか、という認識が変わるのです。
 今回、愛媛とか高知とかいろんな地域から参加者がいました。これもとてもすごいと思います。いろんな地域から集まれば集まるほど、いろんな意見や考えが出てくるからです。質疑応答も非常に白熱しました。今回は、仮説だけの発表、というのもありました、でもかえってそれが議論の白熱化にもつながったと思います。今回もたいへん楽しかったです。本当にありがとうございました。


●今回、初めて大阪大学に来ました。ホタライト実習ということで、なにか楽しそうかな、という軽い気持ちで来たのですが、自分としては、得られるものがとても多かったと思います。まず、実験していく中で、「常に疑問をもつこと」を教わりました。自分は今まで、勉強でも実験でも、疑問を持ってそれを追求しよう思ったことはありませんでした。でも、今回「いつも予想したり疑問を持ったりしなさい」と言われて、自分なりにやってみようとしました。すると、自分だけで追求しても、わからないことが次々に出てきます。それを同じ班の人にぶつけて、お互いの考えを出しながら追求していく、とうい方法を初めて知りました。さらに発表すれば、違う班の人の考えもたくさん取り入れることができます。科学者というのは、こんな風に、常に疑問を持ち続けて、それを追求することを、好きこのんでやっていく人なんだろうな、と思いました。自分が科学者になれるかどうかわかりませんが、少なくとも社会に出て活躍できるような人間になりたいと思いました。


●人生で初めて大学の中に、しかも研究室の中にも入りました。オープンキャンパスも兼ねて楽しめたら一石二鳥かな、と軽く考えて参加したのですが、結果は期待以上のものでした。パワーポイントでの授業もとてもきれいでわかりやすくて、あれを自分で作っている大学生の能力の高さに感動しました。実験はホタライトという酵素についての実験でした。実験の前に必ず予想を立てる、というものでした。高校では、結果のわかっていることを実験するのですが、今回の実験は、予想と違う結果が出て、でもそれは間違いではなくて、そこから考えることがはじまる、というものでした。高校のと全然違うな、と感じました。質疑応答では、自分と違ったたくさんの意見が聞けて、他の人のいろんな考えを聞くのも楽しいものだなと思いました。疲れたけど本当に楽しい一日でした。感謝の気持ちをみんなに伝えたいです。ありがとうございました。


H23年度、タンパク質科学実習-ホタルの光の不思議  H23.6.11

●ホタライトを使って「ホタルの光」をつくる実験といっても、薬品と薬品が反応するだけの話だろうと思って、あまり深く考えないで参加した。しかし、実際に阪大の実習は想像とはまったく別のものだった。確かに薬品どうしを混ぜあわせることがほとんどだが、「その反応が何故起こるのか」「何故そのような結果になるのか、因果関係はどうあるのか」について徹底的に調べるものだった。しかも、1人1人がただ調べるだけでなく、自分たちが調べたことについて他人と討論するのだ。自分の意見を主張するだけでなく他人からの反論に対してもしっかりと自分の回答を言わなければいけない。自分の考えとはまた別の角度からの意見を聞けてとても刺激になった。大学の勉強ってこんなに考えるものなのかと新鮮だった。
 研究室見学もあった。色々な実験室がたくさん並び、長い廊下の端から端まで、実験データをまとめたレポートがところせましと貼ってあった。教授や院生がそれについて詳しく説明してくださった。最も印象に残ったのは「アフリカツメガエル」だ。DNAの複製の研究をしているらしい。生物の設計図といわれているDNAの複製や修復や組替を人間が自由にできるなんてすごいと思った。できるなら自分もやってみたいと思った。
 実習の最後には、先生や大学生からの話があった。その中で一番印象に残っているのが「何でも1度は一生懸命やってみる」という言葉だ。確かにやる前から「自分には無理だ」とか「自分には合ってない」とか考えるのはおかしい。まず一生懸命やってみないと何もわからない。「案外自分にもできるんじゃないか」と思うかもしれない。「自分で自分の限界を決めないこと」「自分の可能性を信じること」がとても大切なんだと思わせてくれた言葉でした。理科の実習という目的で大学に行ったけれど、それ以上に、たくさんのためになる話が聞けて本当によかったです。本当にありがとうございました。


●大阪大学で実験なんて自分についていけるのか・・・なんて思っていたけど、僕らF班担当の大学生の方は丁寧に教えてくれて、というより自分で考えるようにしむけてくれて、最後には質疑応答で自分でおかしいと思ったことを質問できるほど内容を把握できていたので、正直自分でも驚いています。吉本先生の言われた「Why?(直感的におかしい)と感じることに問題の本質はひそむ。」それこそが実験や勉強の本質であり、楽しさでもあると感じました。
 また、この実習でF班は先輩や同級生と一丸となって問題に取り組めました。仮説を立てたり、実験の結果について人それぞれの意見を出したり、結果の理由を自分たちで突き止めようという意欲を強く感じました。おかげで、楽しくまじめに問題を解決でき、質疑応答にもしっかり答えることができました。それは「やったー!」と思えるぐらい達成感のあるものでとても嬉しかったです。今回、事前学習をしっかりしたおかげで、本番の実験をここまで楽しんで受けることができた、と確信してます。「部活も勉強も、生半可ではいけない!」と決意し、もっとがんばろうと自分に言い聞かせることができました。大学生の方も「なにか一生懸命やれば、いずれそれがいやではなくなり、好きにもなる」とおっしゃっていました。私もなにかにとことん打ち込めば自分で選んだ進路を獲得できるのだろうか?と一年生ながらも進路について興味を持ちました。これからの高校生活に活かしたいと思います。本当に楽しく充実した一日をありがとうございました!


●今回、初めて大学の実習に参加しました。実験の楽しさをたくさん感じることができました。自分の疑問が消えるまで実験ができてとても満足でした。本当に今回の実験は楽しかったです。さらに、最後の大学生や先生たちの話を聞いて、たくさん学ぶことがあり、勉強や高校生活に対する考えも少し変わりました。家から遠くて大変でしたが、この実習に参加して本当によかったと思いました。ありがとうございました。
●自分は物理を選択していたために、今回の実験が生物のものと聞いてあまり興味を持っていませんでした。ですが、実際に体験してみて、「やっぱり自分で知ることは楽しいものだな」と思いました。実験した結果から新しい仮説を立ててみんなで話し合い、他の学校の人と討論したときは、他の人の考えや興味を持つところの違いを知ることができてとても新鮮な感じがしました。私が一番楽しかったのは討論バトルでした。でも一番印象に残っているのが、アフリカツメガエルのいた研究室にあったリタイアと書いてあったバケツでした。今も忘れられません(笑)。この1日で学べたことは数多くありました。大学生活が今日のように楽しいものなら、受験勉強も頑張れると思います。最後に感想を一言言うなら(あの酵素と基質の名言には負けますが)「自分で体験してこそ学べる大切なものがある」以上です。ありがとうございました。


H22年度、タンパク質科学実習-ホタルの光の不思議  H22.11.21

●僕はこの実習の前から生物学系統に興味を持っていて、大学で専門的に学ぶ前に経験を積んでおこう、と思って参加しました。今まで、理科の実験では失敗したことはほとんどなかったのですが、失敗するから面白い、失敗してからが「サイエンス」だ、ということを初めて知りました。なぜなら、失敗して、原因を考え、また実行しそれを繰り返すことで、ハマるからだと、自分で気づきました。この実習で最も印象に残ったのは、吉本先生のことばです。「失敗してからがサイエンス」ということを聞いて、「今まで間違いや失敗を恐れていた自分は何だったのか、失敗は恐れなくていいんだ」と思いました。失敗を積み重ねてこそ「issues」は解決できたり、新しいものを開発できたりするんだ、ということを知り、自分に自信がついてきました。この実習で経験したことは、大学に進学してからも、就職してからも、ずっと忘れないでいたいです。貴重な体験を本当にありがとうございました。
●今回はホタルがどのように光っているのかのしくみを知ることができました。また、実験がこんなに楽しいことを初めて感じました。学校では実験をしても結果を出すだけだったり、あまり細かい部分まではやらないけど、この実験では常に自分で結果を推測してから実験をするし、その結果が自分の推測と違っていたら、なぜそうなったかを考えたりすることで、ますます興味がわいてくるので、学校の実験よりとても面白かったです。そのほかにも、友達と一緒に実験結果を考えたり、自分が疑問に思うこと推測することををいろいろ言い合って、発表に向けて意見をまとめたりするのもとても楽しかったです。ほかの班は、実験を計画して、その結果からどんなことが推測できるかなど、まるで研究のようなことをしていてとてもびっくりしました。楽しくてためになる1日を過ごせてありがとうございました。


●学校での事前学習を受ける前までは、今回の阪大ホタライト実習をとても楽しみにしていました。しかし、事前学習を受けると内容が思っていた以上に難しくて、深かったので、当日まではついて行けるかどうかとても不安でした。実際に阪大に到着したときは、少し緊張していましたが、阪大のチューターの方々がとても優しく接してくれて、楽しく実験することができました。実験は「ホタルの光を自分たちの目の前でつくる」というなかなかできない内容でした。真っ暗にして試験管が光っているのを自分の目で見たときはとても感動しました。この実習で一番印象に残っているのは「生徒発表・質疑応答バトル」です。発表するまでは緊張していましたが、実際に発表してみると、思っていた以上に面白く、相手がどのように考えているのかがわかったり、質問に対してどのように答えればいいか一生懸命考えることなど、とても勉強になることがいっぱいで、よい経験になりました。また、実験だけでなく、普段はなかなか見ることができない阪大の研究施設も見学できて、充実した一日を過ごすことができました。なかなか体験することができないことばかりで、この実習に参加して本当によかったと思います。この実習で学んだことを普段の生活にも生かしていきたいです。


●このホタライト実習に参加できて本当によかったです。この実習を通して科学への興味関心が高まりました。それに今後の人生に役に立つ何かを学んだような気がします。 実験は、光が強くなったり弱くなったり幻想的で感動的でした。実験のしかたも高校と大学で全然違うので驚きました。高校の実験はほとんど結果がわかっていることをやっていて、受験のための実験や授業だと思っていました。大学ではその実験や授業でやっていることを一つの情報として利用して、予測をしたり次の実験を考えたりします。高校の授業はそんな大学での実験のためにとても大切なものだ、とわかって、今以上に高校の勉強をがんばらないといけないと思いました。今までこんなに頭を使ったことはないので、今回はすごく疲れました。でも、最後の質疑応答はとても面白くて、またこういう実験に参加したいと思いましたし、大学での勉強が少し楽しみになりました。とても楽しかったので、参加できて本当によかったです。
●引率教員:「失敗してからがサイエンス」「予想し、結果の理由を考え、仮説をたて、実験を立案する」という一連の研究姿勢を学びました。「なぜ?なんで?どうしてそうなるの?」予測し、事実を認識し、隠された理由や真実を常に自分の頭で考え、次になすべきことを立案すること。普段の授業でも、受験勉強でも部活動でも、人生のいろんな場面でも大切にしてほしいと思います。



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