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京丹後市立間人中学校

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校長あいさつ

 本年4月より、前任の大木信男校長の後を受けて、お世話になります。よろしくお願いいたします。

    3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東日本大震災で被災された中学生をはじめ、多くの方々にお見舞いを申し上げますと共に、お亡くなりになられた大変多くの方々のご冥福を祈り、哀悼の意を捧げます。当時雪がチラついていた季節もいつしか猛暑の夏に移り変わりました。未だに行方不明の方々は多く、また避難生活を強いられ厳しい日々を過ごされている多くの方々の報道が日々続きます。被災地の生活の1日も早い復旧と今後の復興を心からお祈りいたします。 

    間人中学校の生徒は、始業式に生徒達に話したとおり他校で野球部の顧問をしていた頃の印象が強いのですが、大変馬力があること、人なつこく野球部に関して言えばやる気があってハキハキとして元気な印象がありました。

 4月に1学期が始まりますと、生徒会本部の生徒達が正面玄関の前であいさつと共に毎朝迎えてくれました。出会う生徒もあいさつをしてくれます。校長室の廊下側の窓を明けておりますと、通りすがりに声を掛けてくれる生徒もいます。つい先日も校長室のかわいい置物を見つけた生徒に、その話をしました。毎日は部活動の朝練習から始まり放課後の部活動で終わります。先日まで、部活後、丹後ブロック陸上競技大会の練習をしておりました。上部大会である府下陸上には100mH(ハードル)、砲丸、円盤投げで3名の生徒が出場権を獲得しました。通信陸上にも砲丸で1名の生徒が出場しました。授業も進み期末テストも終了し、1学期を終えることとなりました。

    今年は、念願の体育館の新築の年であり、つい先日、市や教育委員会、消防署、業者の方々が本校に来られ、本校職員も入ってみなさんであいさつと打合せを行ったところです。暑い中、測量も終わり基礎工事が始まっています。年度末には新体育館が完成しますが、教育活動と並行した工事ですので安全第一のために、関係の皆様方と十分に連絡・連携のもとに万全の対応で進めます。PTAの皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

    さて、間人中学校は本年度生徒数124人、教職員数常勤15人、非常勤9人の計24人で教育活動を進めます。1・2年生が各1学級、3年生が2学級、いちがお学級(特別支援学級)1学級の全校5学級での活動となります。こじんまりとした学校です。この環境を大いに生かしながら、子ども達一人ひとりに目を行き届かせた指導を進めるよう全力を挙げて取り組みます。

    特に中学校で義務教育が終了することを考えますと、卒業時に社会で生きていくための力をどれだけ身に付けさせているかが中学校の最重要課題です。知徳体をバランスよく身に付けさせることは当然のことですが、現実的には昨今の高い高校進学率の状況を考えますと、学力の定着そして向上が子ども達の人生のスタートダッシュを大きく左右する大きな要素であることは言うまでもありません。そのことが子どもや保護者のみなさんが望まれる進路の実現に大きな力となります。本校は昨年度から2ヵ年に渡って京都府教育委員会の「京の子ども、夢・未来校(中学校学力向上実践校)」の指定を受け、学力向上のために授業や補充指導、環境づくり等、工夫と研究・実践に取り組んでいます。成果はなかなか目に見えてはきませんが、この取り組みにより生徒一人ひとりの学力が1歩でも2歩でも向上するように、これまで間人中学校が家庭や地域のご理解とご支援を頂きながら培ってきた力を最大限に発揮して、全職員で一丸となって指導を進めます。11月4日には府内各地から来校頂き、研究発表会を開催いたします。

    一方、すでにPTAの初総会や諸会議、過日開催されましたPTA講演会等で学校より繰り返しお話しをさせて頂いておりますが、近年急速に普及し多くの家庭にあるインターネットに接続されたパーソナルコンピュータや携帯電話の影響が、子ども達の生活に大きく影を落とし学校生活でも支障をきたす状況が生じています。自宅等で深夜等に行われる相手が見えない所でのネットへの書き込みは、マスコミ等でも報道されている通り、感情のままに言葉だけがエスカレートし、相手の気持ちを考える余裕もないままに見直しをする暇もなくボタン一つであっという間に送られ広がります。仲間内だけの閉じた空間のように思えても広い範囲に情報があっという間に広がります。これは、インターネットに接続されたパーソナルコンピュータや携帯電話のような科学技術の進歩により利便性を求めて開発されたものが利便性だけに着目されて瞬く間に広がったものの、その利便性の陰にある-(マイナス)の部分が、子ども達の利用の中で突出していると言えないでしょうか。モラルや善悪の判断が確立していないために感情や行動を自ら律することができない子ども達が、逆にその情報機器やネットに振り回され、時には深く傷ついています。保護者の皆様には是非このネットの功罪を十分に知って頂き、子ども達がその利便性を上手に利用できるよう手助けをして頂きたいと思います。子どもが自分でコントロールができない場合は、コンピュータの置き場所や携帯電話の使い方にしっかりと目を向けて頂き、親の目の届く所で操作させるようにしてやって下さい。心からお願いいたします。

    ところで、すでにお知らせや説明をさせては頂いておりますが、本校におきましても職員の休憩時間を勤務時間の途中でとっているところです。毎日の学校全体の教育活動や指導および保護者の方々への対応に支障をきたすことなく、職員自身が健康を維持し、子ども達に対してより良い教育ができますよう、職員ごとに空き時間や昼休みなどに設定しています。緊急の対応が必要な場合には、これらのことにかかわらず柔軟に対応いたしますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

    おわりになりましたが、本校に赴任するに当たって、これまでに見たり聞いたりして印象的な事を思いつくままに挙げてみますと、神明山古墳を始めとして網野銚子山古墳から続く古代の大王国を彷彿とさせる地域であり穴穂部間人皇后の伝説などロマンにあふれた地域であること、私の大好きな海が近くにありかつて学生時代に調査船で丹後半島沖合から島根県沖合までの海洋調査で確認できた久美浜、網野に連なり、対馬暖流の影響を受ける丹後半島に近いこと、企業家や法曹界、報道業界や医療を通した国際人等、著名な先人を多数輩出している地域であること、また、丹後町史の記述から考えますと後ヶ浜にある立岩や海岸周辺にある柱のように見えて黒色や灰色のような岩は今から何と約2300万年前から約300万年前までの約2000万年の間に噴火してできたり、地下で固まったものが地上に出てきたりしたものだそうです。この丹後町では悠久の地球の歴史が感じられます。

 子ども達がこの自然豊かで空気のおいしい、清々しい環境の中で、落ち着いてのびのびと学校生活を送ることができるよう、また、子ども達の足腰を鍛え自らの足で歩めるよう、賢く、健康に育つよう本校の職員は研鑽に努め、保護者と地域の皆様そして関係各機関と十分に連絡を取り合い連携します。微力ではありますが一所懸命に務めさせていただきます。本年度、皆様のご理解とご支援を何卒よろしくお願いいたします。



                                                            京丹後市間人中学校  校長     和田 光






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