平成20年度卒業生進路状況報告


◆京都府公立高校No.1の進路実績 ~高校生活3年間の集大成として~

進路指導部長 玉村 岳


◆見えてくるもの…「現役」、「難関」、「地元」
本校ではSagano Dynamics の名のもと、「学舎に集う全ての人たちとあらゆる物事、機会が有機的な連関の下、相互作用によってダイナミックに展開する」様々な取組を推し進めてきました。このプログラムの集大成こそが、進路実現、生徒一人一人が獲得する「達成感」であると考えています。
平成20年度卒業生も3年間の頑張りの末、それぞれの希望進路を実現してくれました。

【表1】主な国公立大学合格数

国公立大学名 今年度 昨年度
京都大学 10 10
大阪大学 21 20
神戸大学 13 17
大阪市立大学
大阪府立大学 16 10
京都工芸繊維大学 12 10
京都府立大学 14 12
奈良女子大学 10
国公立大学計(現役のみ) 182 162

 国公立大学現役合格者数は今年も100名を優に超え、府内公立高校最多を数えています。このような数字は近年連続しており、中でも京都大学・大阪大学・神戸大学の近畿地区難関大学に合計44名、その他、大阪市立大学や奈良女子大学といった近畿の中核大学にも上記の通り、多くの合格者を出すことができました。その他の近畿地区の国公立大学も合わせると合計160名となり、国公立大学合格者182名のうち実に88%が近畿地区の国公立大学に合格していることになります。卒業生全員の第一希望の実現、という大きな目標に向け、着実に前進していると言えます。単に「近い」だけではありません。低学年からのしっかりとした学部・学科研究の結果、北海道大学2名、筑波大学1名、横浜国立大学3名、広島大学1名等、各自の目標とする難関大学にも合格しています。

【表2】主な私立大学合格数

主な私立大学 今年度 昨年度
同志社大学 73 63
立命館大学 177 168
関西大学 75 61
関西学院大学 37 36
関関同立計(現役のみ) 362 328

 また「関関同立」合格362名の他、早稲田大学3名、京都女子大学12名、京都産業大学73名など私立大学合格総計は671名(現役のみ)に上りました。実に私大合格のうち、53.9%が「関関同立」に合格していることになります。同志社大、立命館大の合格者数は京都府公立高校最多を数え、より実態を示す、実合格者数も同志社大59名、立命館大118名、関西大60名、関学大24名となりました。これらの数字は、多くの生徒が最後まであきらめずに挑戦してくれた成果であると言えます。経済環境が悪化し、一人当たりの受験大学数を絞らなくてはならない状況下でのこの結果に触れ、あらためて平成20年度卒業生の頑張りを讃えたいと思います。
さらに、資格取得をめざして医療、服飾、調理など、実学重視の専門学校へ進学した生徒、早くから社会に出て自立することを求めた人をあわせて308名が現役で進路を決定しました。「進学準備」いわゆる浪人生はわずか13名(4%)、その中には合格校を得ながらも、さらにワンランク上を目指してもう一年チャレンジするという人も含まれます。現役にこだわり、決して安易に妥協させるつもりはありません。前述のとおり、生徒一人一人が達成感を得て、卒業してくれることこそが最も大切なことだと考えます。

現役、難関、地元、この三つの言葉に象徴される平成20年度卒業生の進路結果であったと言えます。

◆さらなる目標に向けて…

今後、全国的な難関大学志向はますます強まり、本校でも京・阪・神大等への志望者は増え続けるものと思われます。本校ではそれに応えるべく冒頭のプログラムの一層の充実を推し進めているところです。高校3年間を充実したものとし、その上で現役で難関大学に合格できる高等学校へと、さらなる進化をし続けます。授業を中心とした学習ペースを身につけ、部活動などの課外活動にも打ち込み、人間的にも大きく成長し、3年間で勝負する。公立高校のあるべき姿を追い求めて、さらに変革を進めていきたいと考えます。今後とも御支援賜りますようお願い申し上げ、平成20年度卒業生の進路状況報告とさせていただきます。


嵯峨野だより42号より転載