京都府立嵯峨野高等学校|普通科・京都こすもす科
SSHスーパーサイエンスハイスクール指定校 SGHスーパーグローバルハイスクール指定校  ユネスコスクール加盟校

校長あいさつ

京都府立嵯峨野高等学校 校長 小川 雅史

「志」をもった「主体的」な生き方
 世界中がインターネットで結ばれ、人や物がグローバル化し、AI(人工知能)の出現により職業のあり方さえも大きく変わろうとしています。このような社会においてはものごとを地球規模で考え、公に貢献できる真のリーダーが求められるとともに、リーダーにはより高いレベルの知性と社会に貢献する人でありたいという高い「志」を有し、主体性のある行動が求められます。
 嵯峨野高校は1941年に地元京都で織物業を営んでいた矢代仁兵衛氏の篤志によって創立されました。公立高校でありながら嵯峨野高校は矢代仁兵衛氏という創立者と「和敬清寂」という禅の心を建学の精神として持っている希有な高等学校です。建学から77年経った今日、人としてどう生きるのかが改めて問われる時代にあって、嵯峨野高校ではこの建学の精神を大切にしています。  嵯峨野高校の平素の授業では「良く観て」「良く考え」「自ら述べる」ことを大切にし、全員が行うラボ活動では「探究する力」「チャレンジする力」「コミュニケーションする力」等を身につけます。単に学習成績を向上させるという狭い学力ではなく、自ら学ぶ姿勢やより高みに挑戦する意欲や行動も含めた、広い学力の向上を目指しています。同時に、部活動や特別活動にも励み、人としての深み、利他の心や情操を養うとともに、海外留学やコンテスト等への挑戦などにも主体的に取り組んでいます。
 嵯峨野高校の教育を支えるものは、身の回りに起こる出来事を自分ごととしてとらえることのできる嵯峨野高生の意識の高さとともに、教職員の熱意、保護者の皆様の御理解、SSHやSGH(*)等による文部科学省や京都府からの支援があります。国連機関からユネスコスクールとして指定され、持続可能な社会の構築のための教育にも力を入れるとともに、積極的に海外(シンガポール、アメリカ・フロリダ等)の高校との相互交流を図っています。さらに、嵯峨野高生は自分と「志」を同じくする仲間がいることが何にもまして大きな励みとなっています。自分一人では無理なことも、仲間の存在がそれを可能にしてくれます。嵯峨野高生は仲間とともに「挑戦」する気風を大切にしています。ありのままの自分を大切にし、様々なことに精魂込めて打ち込むことの素晴らしさを実感しつつ、時に悩みながらも仲間の姿に自分を映し、仲間に支えられ仲間を敬い、人の役に立つ人間になりたいという思いで学校生活を送っています。
 高い空とそこに浮かぶ雲のことを青雲といい、どこまで行っても到達することができず、手が届かないのですが、それでもその雲を目指してあくまでも努力の歩みを続けることを「青雲の志」といいます。私利私欲ではない「志」をもち、自ら苦労を厭わず、日々の小さな成長に感動する生徒の「青雲の志」をこれからも大切に育てて参ります。予測可能な未来をしっかりとらえることとともに、「ありたい未来を自ら描いて、それを自ら実現していく」ということを大切にした教育を今後も実践して参ります。
*SSH:スーパーサイエンスハイスクール SGH:スーパーグローバルハイスクール