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 11月23日(土)第57回日本学生科学賞京都府予選授賞式に生徒代表が参加し、表彰されました。
 今年の夏休み、京都大学花山天文台で行った太陽観測実習の観測結果をまとめ、日本学生科学賞に応募したところ、見事、京都府予選で、読売賞を受賞しました。太陽観測グループが行った研究のタイトルは「太陽の5分振動検出の試み」です。授賞式は読売新聞社京都総局で行われ、式には、代表として本校宇宙と自然の科学コース2年、早川君と宮崎君が参加しました。
 読売賞の受賞は今回で5年連続、5回目となります。



 第57回日本学生科学賞京都府読売賞を本校 太陽観測グループが受賞しました。
これは5年連続となります。
 太陽観測グループの生徒達8名は、今年8月16日から19日の間に京都大学理学研究科附属花山天文台の太陽観測用シーロスタット望遠鏡と世界屈指の能力を誇る分光器を使用させていただき、太陽表面の分光観測を行いました。いくつかの現象を観測した中で、生徒達は、太陽の5分震動を調べたいということで、100分近く、太陽中心付近の表面の震動の周期を求めることに成功したのです。そこで、「太陽の5分震動検出の試み」というタイトルで日本科学賞に応募し見事京都読売賞を受賞しました。 。



 観測データから得られた震動の生データ(横軸は秒単位の時刻、縦軸は波長ズレ幅) 図で上図(B-A)は、O26302.000Å線Aに対するFeI 6301.508Å線Bのずれ量、中図(D-C)は、O26302.764Å線Cに対するFeI 6302.499ÅD線のずれ量を表す。 上図、中図とも、明らかに4ピクセル程度の周期的な波長のずれがわかる。この周期は目分量で300秒程度と見積ることができた。なお下図は測定領域とスリット長全域のコンティニュームの明るさの変動(コンティニューム比と表記)。周期的変化が見つからないので対流による運動ではないことが分かる。



   

 高速フーリエ解析で得られたパワースペクトラム
振動数0.003137にピークが見られた。これを周期にすると318.8秒となった。分単位に直すと5.3分となり、5分振動が確認された。