8月行事

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野闘籠塁界(やったろうかい)の活動

 8月2日(金)にボランティア団体「野闘籠塁界」のメンバー数名で『介護老人保健施設 洛和ヴィラアエル』に伺いました。先日『四ノ宮児童館』の子どもたちと一緒に制作した「手作りうちわ」を寄付しました。まだまだ暑い日が続きそうなので、活躍してくれることでしょう。
 お年寄りの方たちと一緒に「手作りうちわ」を作って交流しました。はじめは、どう接したいいのかと迷っていた生徒も次第に慣れ、会話も弾んでいました。
 最後には施設を案内していただき、「歌のつどい」というイベントにも急遽参加させていただくというサプライズもありました。お年寄りの方たちも生徒たちも笑顔になり、大変有意義な時間を過ごすことができました。



2年総合選択制・宇宙と自然の科学コース


 総合選択制・宇宙と自然の科学コース 2年生「宇宙と地球の科学の授業」が、京都大学附属花山天文台で実習を8月24日(土)一日かけて行われました。講師は京都大学名誉教授黒河宏企先生、天文台研究員竹内貴子先生でした。
 予定では太陽の分光観測を7月20日に引き続き行う予定でしたがあいにくの豪雨のため、京都大学附属飛騨天文台のSMART望遠鏡で観測された太陽彩層のHα画像を利用して、様々な現象を利用して高緯度から低緯度までの自転速度を求めました。
 太陽はガス体なので赤道部分が高緯度部分より速く自転しているのが分かっています。この現象を「太陽の差動回転」といいます。これを太陽表面現象の位置測定が見つけるという試みです。数時間にも上る研究から、太陽では赤道は極に比べて速く自転していることが確認できました。 この授業は、サイエンス・パートナーシップ・プログラム(科学技術振興機構)のご支援でおこないました。





京都フロンティア校支援事業
京都大学理学部附属花山天文台実習

 お盆明けの8月16日から19日までの4日間、京都大学大学院理学研究科附属花山天文台で太陽の観測実習を実施しました。この取組は今年で12年目でとなります。一般生徒を校内で公募して一つの研究施設と連携して太陽という同じ観測対象を継続的に、生徒の探究を目的とする高度な内容を継続的に実施し成果を上げているのは全国的にみても珍しいと思います。
 今年は8名の生徒が参加しました。4日間の間、生徒達は、ザートリウス望遠鏡で、彩層面の様々な現象の観測、白色光での黒点のスケッチを毎日、午前午後実施しました。同時に国内最高の性能を持つ70cmシーロスタット望遠鏡と高分散分光器で、太陽表面のスペクトル観測を行いました。スペクトル観測では、プロミネンスの多波長観測、太陽面の5分震動の検出、浮上磁場領域のアーチフィラメントの速度場の測定など様々な観測に成功しました。
 観測データは校内で解析を続け、研究成果は今後、様々なところで発表する予定です。


シーロスタットの第2鏡を太陽に向ける。

ザートリウス望遠鏡での観測風景

黒点スケッチから太陽の自転速度を調べる作業