総合選択制・宇宙と自然の科学コース 2年生「宇宙と地球の科学の授業」が、京都大学附属花山天文台で実習を8月24日(土)一日かけて行われました。講師は京都大学名誉教授黒河宏企先生、天文台研究員竹内貴子先生でした。
予定では太陽の分光観測を7月20日に引き続き行う予定でしたがあいにくの豪雨のため、京都大学附属飛騨天文台のSMART望遠鏡で観測された太陽彩層のHα画像を利用して、様々な現象を利用して高緯度から低緯度までの自転速度を求めました。
太陽はガス体なので赤道部分が高緯度部分より速く自転しているのが分かっています。この現象を「太陽の差動回転」といいます。これを太陽表面現象の位置測定が見つけるという試みです。数時間にも上る研究から、太陽では赤道は極に比べて速く自転していることが確認できました。
この授業は、サイエンス・パートナーシップ・プログラム(科学技術振興機構)のご支援でおこないました。
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