大会史上初 放送コンテストで3冠を達成
ダブルで、全国大会出場をしました



受賞したトロフィーと盾 総勢でも、これだけ。たった5人ですが、ものすごい力を出します。



平成24年6月9日(土)、10日(日)に、第51回京都府高等学校放送コンテストが京都文教大学で開催されました。

本校放送部は、以下の結果でした。
・ラジオ・ドキュメント部門「つながれ! いのちのバトン」 優勝
 ・テレビ・ドキュメント部門「Blood Chain」   優勝
 ・ラジオCM部門「君に捧げるからあげパン」    第2位
 ・朗読部門  生田 結「旅する本」   優勝

 ラジオ・ドキュメント部門は、AEDの救命講習のために本校放送部が普及ビデオを制作し、全国の消防署に広めていった取組を紹介したもの。福井市で体育祭の最中に心室細動で倒れて亡くなった川崎沙織さんを題材としたものです。この取組は、昨年、朝日新聞、毎日新聞、京都新聞、NHKラジオで紹介されました。

 テレビ・ドキュメント部門は「高校生と献血」の話題。本校の生徒達もたくさん登場します。大会は大変な激戦でした。テレビが12作品。ラジオが8作品。それも、数十名の部員を動員して作成した学校の作品ばかりです。ですが、本校の作品は、どちらも、第一声が響いた瞬間から、会場は水を打ったように静まり返リました。命の問題を正面から見つめた部員達の思いは、会場中に広がっていきました。

朗読も激戦で、総勢223名の参加で競われました。文教大学の同唱館ホールで決勝が行われ、生田 結は最後まで落ち着いて、美しい響きで読み切りました。

50年続いた放送コンテストの歴史の中で、一つの学校がこれほどの数の優勝を独占したことは、史上初です。堂々たる、圧勝です。ましてや、部員数50~60名の学校がひしめいている中で、総勢たった5人のクラブが、少ない予算をお小遣いで補って活動して、これだけの結果を出しました。朗読部門で優勝した生田 結はNHKテレビ「ニュース610京いちにち」に出演しました。

放送部は、7月に行われた第59回NHK杯全国放送コンテストに三つの部門で出場しました。生田 結は、もうひとつ、富山で開催される第36回全国高等学校総合文化祭にも出場したので、全国大会の「完全制覇」になります。

第59回NHK杯全国放送コンテストにおいては、ラジオ・ドキュメント部門「つながれ! いのちのバトン」が準決勝に進出し、制作奨励賞を受賞しました。

本校放送部の歴史の中で、全国大会において準決勝まで進出したのは、開校以来初めての快挙です。第36回全国高等学校総合文化祭においても、生田 結は梨木香歩の「家守奇譚」を美しい響きで、堂々と読み切りました。 



全国高等学校総合文化祭で朗読する
生田 結
テレビ・ドキュメント作品「Blood Chain」