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放送部


第53回京都府高等学校放送コンテスト 兼 第61回NHK杯全国高校放送コンテストで以下の成績を収めました!

テレビドキュメント部門   5位    作品名  『未来へ駆けろ』

CMラジオ部門        1位     作品名  『洛東戦隊 Greeting』

朗読部門         優良賞    3年6組  上山 夏帆    





  放送部は、長い間休部状態だったが、平成21年にひとりの一年生によって活動を再開した。その一年生が初めて制作したラジオ・ドキュメント作品「たった一人の放送部」はNHK放送コンテスト京都大会において、いきなり優勝という快挙を成し遂げ、全国大会にも出場を決めた。洛東高校放送部は、京都の放送の世界に彗星のようなデビューを果たした。

 その年から、日常活動としてお昼の放送を復活させ、生徒の手による伝達放送と音楽が流れるゆったりとした昼休み時間が生まれ、好評を得た。またKBSの野球部の紹介番組「甲子園をめざして」を制作して、番組の中でも、参加各校の中で極めて高いクォリティを示し、好評であった。

 その年の冬には、1年生でありながら、「全国高校駅伝」の総合開会式の式典アナウンサーに選ばれ、都大路を駆け抜ける全国のトップ・ランナー達の開会式を見事に司会・進行した。

 平成22年は、テレビ・ドキュメント作品「2年1組29番  畑中遼太」で、NHK放送コンテスト全国大会に、2年連続出場を果たした。冬の「全国高校駅伝」も、1年生が式典アナウンサーを担当した。1年生が中心になって「高校駅伝」という重責を担っている姿に、御指導いただいたNHKのアナウンサーの方も驚かれていた。

 平成23年は、高校生の「鬱病」の問題に正面から取り組んだラジオ・ドキュメント作品「心のカルテ」で、NHK放送コンテスト全国大会に3年連続の出場を果たした。放送部は、再結成以来、全国大会に毎年出場を果たしている。

 毎日のお昼の放送はすっかり定着し、生徒達のリクエストが順番待ちになっている。部員が日替わりで書き下ろす毎日のトークはなかなかの人気を博している。

 秋の総合文化祭において、部長の生田結が、朗読部門で梨木香歩の「家守綺譚」を読み、金賞を獲得した。富山で開催される、全国高校総合文化祭への出場権も獲得した。放送部は、たった3年で「番組でも読みでも全国大会へ出場する」という悲願を達成した。

 同じく、秋には救急救命講習用に、テレビ作品「いのちのバトン」を制作した。これは、体育祭の最中に心室細動で倒れた福井市の高校生、川崎沙織さんを題材にしたもので、東稜高校の放送部が平成18年に制作したものを受け継いで、講習会用に大幅に改変した作品である。この作品は、朝日新聞を初め、毎日新聞、京都新聞などに大きな記事として紹介され、NHKでは10分以上の大きな時間を割いて、ラジオ番組の中で紹介された。

 洛東高校放送部の、たった2〜3人の放送部員が展開してきた活動と成果は、一言で言うと、文字どおりの「奇跡」である。荒れ果てた放送室で、編集用のPCはおろか、ムービーもまともなマイクもなく、教えてくれる先輩もいない中で、彼女たちは、時にはたった一人で活動を続けてきた。以下に詳述する成果は、中学時代まではごくありふれた普通の生徒だった彼女たちが打ち立てた、洛東高校の金字塔である。