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冠島でオオミズナギドリの調査を行いました |
2019年5月10日(金)~12日(日)、舞鶴市文化振興課が主催する学術調査(冠島調査研究会)に西舞鶴高校から生徒8名と教員2名が参加し、オオミズナギドリの生態調査を行ってきました。冠島で自炊しながら2泊し、標識を付ける作業や個体の大きさを測定する作業などに従事しました。 |
オオミズナギドリ
体長は約50㎝、体重は440g~750g
鳴き声で雌雄を判断します |
オオミズナギドリは「京都府の鳥」として知られていますが、普段は、人のいる海岸近くには寄りつかないため、その姿を目にすることはめったにありません。 |
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冠島 |
舞鶴市文化振興課が主催する学術調査(冠島調査研究会)に同行し、オオミズナギドリと小鳥類の標識調査に参加してきました。 |
「冠島」は日本で最初(大正13年)に国の天然記念物に指定された繁殖地で、許可なく無断で上陸することはできません。行きは海上自衛隊の艦船にて渡島しました。 |
出発前のセレモニー |
船での様子 |
船から見た冠島
もうすぐで上陸です。 |
岸まではゴムボートに乗り換えて
運んでいただきました。 |
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オオミズナギドリは夜行性のため、調査は夜間および早朝にも行いました。 |
夕方からの調査 |
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夕方~は20時頃までは、帰島するオオミズナギドリの通過数のカウントと照度を計測しました。 |
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夜間の調査 |
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標識の確認 |
鳴かせて雌雄を判別 |
10m四方の各区画の個体数を確認後、手でつかみながら、一羽一羽、足についている標識を確認、標識のないものには新しく取り付けていきました。 |
早朝の調査 |
飛び立ち岩場から計測 |
早朝には飛び立ちの数と照度などを計測しました。 |
テント泊をし、自炊での生活でした。
トイレもありません。 |
帰りは民間渡船により帰舞しました。 |
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今回の調査では、普段の学校生活ではできない貴重な体験をさせていただきました。調査終了後すぐに「来年度もぜひ参加したい」という声も聞こえるほど、充実した3日間となりました。今後は調査データの入力や映像編集作業を行います。 |
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(参加者の感想)
・野営での3日間は、便利な世の中とは一味違う良さがあった。オオミズナギドリは可愛く、足輪をつけるなどの体験は貴重で、参加できてとても良かった。
・自然の雄大さを感じた。冠島から見る星空はとてもきれいで感動した。
・夜中はオオミズナギドリの鳴き声が響き渡っているなど、非日常を強く感じた。 |