自然・文化 三岳小学校は、福知山市の中心部より約14kmの遠隔地に位置し、三岳山(839m)を中心 に海抜300m〜400mの山に囲まれた山間地域にある。佐々木川が南北に貫流し、その支 流によるいくつかの谷で形成された土地柄である。霊峰三岳山は福知山市街地から眺めると実 に堂々として、周りの山々を圧倒している。遅くとも鎌倉末期には山岳霊場として開かれてい た。そして、丹波・但馬・丹後等、近在の人々の信仰の中心として重きをなしてきたのである。 これらにまつわる伝説や遺跡も多く点在しており、本市における古文化財の宝庫でもある。 当地は美しい豊かな自然に恵まれた地域であるが、冬季は気温が低く,積雪量が多い。但東町 へ抜ける国道426号線が地域を南北に貫通しており、カーブの多いところである。交通機関 の運行はほとんどが自家用車であるが、平成6年10月より三岳運行バス協議会による「三岳 バス」が日に4往復している。登尾トンネルの開通により交通量が増加してきた。 また、人口は年々減少し過疎化の傾向にある。昭和57年度あたりでは100名前後であっ た児童数は徐々に減少し、平成6年度には複式学級が始まり、平成13年度には25名にまで 減少した。伝統的には、地域共同体としての意識が強く、教育熱心な地域である。学校に対し ては、温かい援助が寄せられ協力的である。 地域の活性化への取組 社会情勢の変化と経済界の変動により、当地域も過疎化の荒波をまともにうけることになっ た。地域では、この事態を深刻に受け止め、様々な活性化の取組がされている。水・土・空気 に恵まれた土地柄を利用して、野菜づくりに力を入れている。特にきゅうりは特産福知山キュ ウリとして、京都方面の市場にも人気が高い。また、シイタケ栽培も盛んで、品質の優れたシ イタケが生産されている。また、特筆すべきものは、ひょうたんである。地域のコミュニケー ションの場として、「ひょうたん愛好会」がつくられ、多くの家庭で栽培されている。「ひょ うたん音頭」も作られた。4月のお城祭りに出品され、三岳ひょうたんとして、大いに活性化 に役立っている。 昭和58年度には、純朴で真面目な子どもたちが金管の音色のすばらしさと音楽の楽しさに 目を向けてくれることを願って、同窓会・PTAより金管楽器の寄贈をうけた。62年度には、 西日本金管フェスティバルに、63年度には京都国体の炬火リレーでの演奏に参加した。また、 敬老会・各種イベントにも参加し、地域との連携に大きな役割を果たしている。
