京都府には工業系の学科が設置されている府立高校が4校(峰山、宮津、工業、田辺)あります。2月13日(月)にその4校が一堂に会し、福知山厚生会館で「課題研究合同発表会(主催:京都府教育委員会、後援:京都産業21)」が行われました。
 本校からは機械系統「木製時計」、デザイン系統「ものづくり(小物・服)」を、パワーポイントを使用して1年間の学習の成果として発表しました。
 「木製時計」では、秒針、分針、時針にモーターの回転が伝わるよう大きな木製歯車の歯数・直径等を設計してレーザ加工機で製作したこと、文字盤はアンティーク調にこだわったことなどを発表しました。
 「ものづくり(小物・服)」では、専門教科で習得した色彩・デザインの知識・技術を生かして製作したキャンドル、カルトン用かばん、カレンダーボード等を発表。さらに、個々のコンセプトで製作したドレス・洋服・浴衣の発表では、製作者が自分の作品を着てファッションショーをおこない、大きな拍手を浴びました。
「木製時計」 「ものづくり」 カレンダーボード
「ものづくり」 ファッションショー 「ものづくり」 カルトンかばん



 「課題研究」は平成6年に工業科に導入されました。この科目は自らテーマを設定し、調査・研究・実験・製作をしていく獲得型授業です。本校では、40年以上前から「自由研究」として同じように取り組んできた経緯があり、当時の研究・実験・作品が今でも残されているものもあります。
 今年は産業工学科1期生の発表会。ファッションから機械加工までのテーマ「服作り」「カヤックの製作」「学校備品修理」「マイコンラリーカー製作」「木製時計の製作」「バドミントン用具入れ」「木工芸」「おもしろ自転車製作」「技能検定旋盤3級受験」「野球部用具製作」「バーベル収納スタンド製作」が生徒4名による司会進行で発表されました。生徒は1年間取り組んできたことを発表し、成就感を味わったようです。

■生徒の感想より■

○作りたいという意志だけなら簡単だが、いざ作るとなると分からないこと尽くめで、当初はやる気を失った。しかし、先生の指導や周りの人達の頑張りを見て自分も頑張り、ドレスを完成させることが出来た。特に、ボーンやベルト、見返しなどは付ける意味、付け方を本で調べても分からず、気が遠くなりそうだった。完成後は、失敗や苦労から学んだことも多く、製作した甲斐があり、達成感も得られた。この製作を経験したことにより、大きく視野を広げることが出来、自信にも繋がり良かった。

○当初、カヤックの設計図の理解に苦戦し、なかなか作業が出来なかったが、自分達で試行錯誤を重ねる内に、様々な問題を解決することが出来た。なかなかカヤック全体のイメージが出来なかったが、作業を続ける内に、船全体の形が見えてきて、大変感動するものがあった。

服作り おもしろ自転車
カヤックの制作 木製時計の制作
 
昨年度の様子
 この事業は、平成20年度から平成22年度まで文部科学省と経済産業省の指定を受けて取り組まれた「京都北部地域産業担い手育成事業」の成果を生かし、学校と企業がさらに緊密に連携し、今後の地域産業を支える人づくりを推進することを目的としたものです。

特別講義「レベルアップ講座」

 産業工学科機械系統2年生25名が地元技術者より指導を受けました。
 11月9・16日、フライス盤の6面加工、旋盤技能検定3級の課題、レーザ加工&溶接によるブックエンドの製作の指導を受けました。匠の技を見て学び、今後の生徒のレベルアップ及び技能検定受検に生かされます。


フライス盤加工 フライス盤加工
旋盤加工 旋盤加工フライス加工作品
 隣り合う面が直角に、かつ対する面を平行になるよう加工します。
旋盤加工 旋盤加工作品
加工時間と寸法精度との戦いです。
レーザ加工機用CAD レーザ加工機による厚さ2.3mm鉄板の切断
レーザ光線で切断した鉄板

切断した鉄板の溶接
ブックエンドの完成



特別講義「昇華染色」

 産業工学科デザイン系統3年生9名がTシャツデザイン&昇華染色を学びました。





特別講義「デジタルファッション」

 産業工学科デザイン系統3年生9名がデジタルファッションについて学びました。
 現在はパソコンでデザイン・着物にしたときのシミュレーションから染めまで出来る。時代の先端ツールを用いてデザインの方法を学びました。


画像提供:ポリテクカレッジ京都 画像提供:ポリテクカレッジ京都



特別講義「illustrator」

 産業工学科デザイン系統2年生10名がイラストレータを学び、キャラクターを描きました。
 1年次のフォトショップ(ビットマップ方式)に続きイラストレータ(ベクトルデータ形式)を学び、デザイン系ではこの2つのソフトを使いこなすことが求められます。




特別講義「銀粘土」

 産業工学科デザイン系統2年生10名が銀粘土によるアクセサリー作りをしました


三次元CADでデザインの作成 三次元CAMでNCデータ化し、雄型・雌型を機械加工
銀粘土を雌型に入れ、雄型で加圧成型 バーナーで加熱し、粘土分を取り去り焼成
穴開け
銀成分になった作品をワイヤブラシ、
耐水ペーパで磨くと輝きだし完成
完成した銀製アクセサリー


特別講義「photoshop」

 産業工学科デザイン系統1年生10名がフォトショップによるクリスマスカードの制作を学びました。




特別講義「品質管理」

 産業工学科機械系統3年生29名が品質管理について学びました。工業製品を大量に生産するために必要な知識です。




特別講義「シーケンス制御」

 産業工学科機械系統3年生29名がシーケンス制御について学びました。機械を自動化するのに必要な知識です。




特別講義「交流回路」

 産業工学科機械系統2年生25名が交流回路について学びました。周波数による波形変化の測定等をしました。



ひまわりに想いを込めて

  2年生デザイン系統の生徒がインターンシップで制作したステンドグラス作品(ひまわり11個)、染色作品(Tシャツ40枚、手拭60枚)を、東日本大震災被災地の福島県立小高工業高校に届けました。小高工業高校は東日本大震災の影響で実習が困難となり、京都府の支援により、夏期休業中に府立工業高校で実習を行われました。現在も同校は、同じく避難地域にある相馬農業高校、原町高校の2校とともに、閉校となった高校のグランドにプレハブ校舎を建て学校生活を送っておられます。被災された方々に、希望のひまわりに込めた想いが伝われば幸いです。


ステンドグラスの制作
Tシャツの制作
Tシャツ干し てぬぐい干し
てぬぐい ステンドグラス
Tシャツ


産業工学科2年生がインターンシップ

 
産業工学科2年生全員35名が7月11日(月)〜15日(金)、希望者13名が7月25日(月)〜29日(金)にインターンシップをおこないました。生徒が在学中に自らの学習内容や将来の進路希望等に関連した就業体験を行い、勤労観・職業観の育成と職業適性や将来設計について考える機会としています。また、企業等の現場において実際的な知識や技術・技能に触れることで、職業選択能力を培い、学校における学習への理解の深化や意欲の喚起を図ることを目的としています。職場は、灼熱の鋳物工場から涼しい事務所まで千差万別。生徒は汗まみれになったり、言葉遣いに気配りをしたり、会社の指導者の方に感謝の念を持ちながら一生懸命に取り組みました。

■お世話になった企業様■
(株)日進製作所、(株)タンゴ技研、(株)積進、荻野精工(株)、(株)岡島三協製作所、ヒロセ工業(株)     
(株)タムラ、(株)徳本、(株)松田精工、日下鉄工(株)、(株)テラシマ精機、京都府織物・機械金属振興センター
スタジオ来夢、染工房嶋津、たつみ印刷、峰山保育所、峰山乳児院付設幼児寮、(株)SKY

■インターンシップの様子■
(株)日進製作所 (株)岡島三協製作所
(株)松田精工 日下鉄工(株)
たつみ印刷 峰山保育所



防犯用イラスト・「ノーロック自転車ゼロ」用イメージキャラクターの作成

  峰山高校産業工学科デザイン系統では、昨年に引き続き、京丹後警察生活安全課から依頼を受け、防犯用のイラストの制作を行いました。イラストの依頼内容は@自転車盗A侵入盗B車上狙いC振り込め詐欺D万引きの5点です。本年はさらに「ノーロック自転車ゼロ」用イメージキャラクターも依頼を受けました。
  「デザイン想」の森さんを講師に迎え、3年生9名が5月中旬から一か月でイラスト19点、キャラクター10点を制作.。鈴木水美さん(大宮中)の作品が本年度「ノーロック自転車ゼロ」用イメージキャラクターに選ばれました。



「ノーロック自転車ゼロ」用イメージキャラクター
に選ばれた、鈴木水美さん(大宮中)の作品


京丹後警察署生活安全課長によるプレゼン 講師の森さんによる指導
自転車盗

侵入盗

万引き

車上狙い

振り込め詐欺

「ノーロック自転車ゼロ」用イメージキャラクター
 
Copyright(C) 2006  京都府立峰山高等学校