11月19日(土)、峰山高校の地歴科と理科の共催で、アカデミックミネの企画の一つとして「丹後再発見の旅」を実施しました。丹後は古代の先進地域の一つであり数多くの遺跡があり、全国的に有名な出土品がいくつもあります。また山陰海岸ジオパークのエリアにあり、日本列島が形成された大地の歴史を残す数多くの地質遺産もあります。これは身近な丹後を一日かけてまわって、その歴史を再発見しようという企画でした。朝から雨が降るあいにくの空模様でしたが、9時に出発し4時半に帰着するまでに見学した場所を順に紹介します。
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@郷村断層(網野町郷)
1927年3月7日に発生した北丹後地震により地表に現れた延長18kmの郷村断層。その断層の3ヶ所が天然記念物に指定され保存されています。ここはそのうちの一ヶ所。2.7mの左横ずれ変位と60cmの垂直変位を確認できます。断層小屋の中に入らせて頂き、84年前にM7.3の地震を引き起こした断層を間近に見ることができました。
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A網野銚子山古墳(網野町網野)
網野の市街地近くの丘陵地にある全長約200mの日本海側最大の前方後円墳。四角い前方部から円形の後円部まで歩道があり、古墳全体の姿を歩きながら確認しました。頂上からは網野の平野が一望できます。5世紀には砂州に囲まれた入り江が広がり、港を中心に栄えていた当時の様子を思い描くことができました。
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B鳴き砂文化館の見学(網野町掛津)
全国でも有数の鳴き砂の浜である琴引浜。その近くに2002年に建てられたのが鳴き砂文化館。世界中から集められた鳴き砂や琴引浜に打ち上げられた様々な漂着物などが展示されています。水に浸された状態でも大きな音で鳴く琴引浜の砂に驚きました。
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C丹後古代の里資料館の見学(丹後町宮)
丹後にある縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡から発掘された数多くの土器や埴輪などの出土品が展示されています。学芸員の方の説明を聴きながら見て回りました。オカリナに似た古代の楽器である「陶けん」のレプリカがあり、生徒達は一生懸命に吹いていい音を鳴らしていました。 |
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D大成古墳群(丹後町竹野)
立岩が見下ろせる海岸段丘の上に少し起伏のある平坦な地形が広がっています。散在する大きな石の集まりは大成古墳群の石室です。遠く水平線が広く見渡せる草原の丘を歩いていると、まるで別世界に来たような気持ちになります。
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E大成古墳の横穴式石室に入る(丹後町竹野)
横穴式石室に入ってみました。雨が降っていなければ15人くらいは入れそうな広さです。近くにある安山岩を石材にしてきれいに組み上げられています。積まれている石をよく観察すると、どのように石材を積み上げて石室が作られたかが分かるそうです。 |
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F大成古墳から地形を観察
大成古墳のある海岸段丘から西を眺めると、竹野川の河口と後が浜、海に浮かぶ立岩が一望できます。また東を眺めると犬ケ岬まで連なる海岸段丘や屏風岩が見えます。眼下の浜には1500万年前の地層を安山岩が貫入し噴出した露頭を観察することができます。日本列島の生い立ちと丹後の歴史が眺められる絶景ポイントを堪能できました。
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G琴引浜で地層を見る(網野町掛津)
琴引浜には約1500万年前に海に堆積した地層が露出しています。泥岩、砂岩、れき岩、凝灰岩が見事な地層を作っています。泥岩の表面にはかつて泥の中に生きていた動物の棲み跡、這い跡などが生痕化石として残っています。また砂は透明な石英が多く本当にきれいな砂で、波打ち際で微小貝、貝殻やウニの殻などを採集することもできました。 |
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H網野電子基準点(網野中学校)
これは国土交通省の国土地理院が全国1300ヶ所に設置している電子基準点の一つです。地球を周回するGPS衛星の電波を受信して、大地のわずかな水平・垂直変位を観測し、地震や火山の研究に大きな力を発揮しています。3月の東北地方太平洋沖地震で東北地方が東に5m水平移動したことも、東北地方に設置された電子基準点によってわかりました。
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I赤坂今井墳墓(峰山町赤坂)
峰山から網野に抜ける谷を見下ろす丘の上にあり、国道やKTRの線路を見下ろすことができます。地理的に重要な位置に作られたこの墳墓は、弥生時代終末期(2世紀末〜3世紀前半)に作られた日本有数の大型方形墳丘墓です。発掘された第四埋葬の棺内からは、120個のガラス勾玉・管玉を使用した3連の頭飾りが見つかり全国的に有名になりました。
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