アカデミックミネ(自然科学部門)                     
        峰山高校科学体験教室2009 ~宇宙が身近になる「天文教室」~

      第10回天文教室 ~最終回~                    

3学期期末考査の最終日、3月11日(木)の12:00~12:30に大会議室において第10回天文教室を開催しました。4月から始まった天文教室も10回を数えついに最終回となりました。閉校式を兼ねた今回の天文教室には10名を超える生徒が参加してくれました。短時間ではありましたが2つのテーマで学習をしましたのでその内容から紹介します。
  


テーマ1「宇宙人探し~SETI@homeについて~」

 地球以外の星に人類のような知的生命は存在するのか、それとも広い宇宙で地球だけに知的生命が存在するのか。この問いに答えるために、主に宇宙から地球に届く電波や光を解析して地球外知的生命体を探す科学的研究をSETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)といいます。1999年に始まったSETI@homeは、プエルトリコにある世界最大口径(300m)のアレシボ電波望遠鏡で収集された電波を、インターネットでつながった世界中のボランティアのパソコンで解析しようというプロジェクトである。誰でも登録さえすれば、受信された電波の一部と解析プログラムがインターネットを通じてパソコンに送られCPUの空き領域を使ってデータ解析が進められます。自分のパソコンが世界最高性能のネットワークスーパーコンピューターの端末の一つになり、壮大な宇宙人探しのプロジェクトの一役を担えるのです。現在世界中で数百万台のパソコンが参加し電波の解析を進めています。授業ではビデオでSETI@homeの紹介をし、SETI@homeに参加している私のノートパソコンの画面をスクリーンに映して見てもらいました。

テーマ2「宇宙のすがた~宇宙図を眺める~」

 最新の天文学の成果を一枚のポスターに表した「一家に一枚・宇宙図2007」を参加者に配付し図の見方の説明をしました。このポスターは日本天文学会教材委員会を中心に製作され、世界で初めて宇宙の「歴史」に関する表示と宇宙の「広がり」に関する表示を一枚の図で表したもので(すなわち4次元)、宇宙に関する最新の知見が、多くの天体写真とともに詰め込まれています。見るたびに新しい発見や疑問がわき、宇宙のことや宇宙と自分自身との繋がりについてもっと知りたくなるようなポスターです。
         

電波解析中のパソコン

「宇宙図」を眺めています

茂籠副校長先生のお話
                       
       
最後に茂龍副校長先生に挨拶を頂き10回に及んだ天文教室は閉校しました。参加をしてくれた生徒のみなさん、本当にご苦労さまでした。一年間の天文教室を振り返って書いてくれた生徒の作文の一部を紹介します。


                         
アカデミックミネⅡ 峰山高校科学体験教室2009 感想文


 今まで星空を見上げることはほとんどありませんでした。星や宇宙について考えたり、思いをはせたりすることも。ですが最近、夜の帰り道でふと空を見上げて、宇宙の広大さを感じることがあります。もっと宇宙を知りたいと思うことがあります。日食や流星、太陽系の惑星。この一年間でいろいろなものを見ましたが、どれも貴重な体験になりました。天文教室に来ていなかったら、これから一度も見ることがなかったかもしれないというものもあります。ですが今は「天文教室で見たあの星、探してみようかな」という気持ちになります。一年間というのはとても短い期間だったように思えます。しかし、私の宇宙に対する考え方は、この天文教室のおかげで少なからず変わったような気がします。とても良い思い出になりましたし、私の宇宙への興味をかきたててくれました。宇宙には夢があります。その夢を科学者たちはずっと追い求めているのだと思いました。それほど宇宙は魅力的なのです。そのことが何だか少しだけ分かったように感じます。「天文教室」に参加することができて、本当に良かったです。ありがとうございました。(1年・女子)


私は以前から、天体や宇宙について興味を持っていましたが、天文について詳しく学びたいと思い天文教室に参加しました。あまりたくさんは出席できなかったけれど、天文の色々な事を知ることができました。まず宇宙には様々な種類の天体があるということです。教室に参加するまでは星の数や種類について漠然としたイメージしか持っていなかったけれど、講義や観測やパソコンのソフトを通じて改めてその多様さを学びました。また、宇宙空間ではいろいろな不思議な現象がたくさん起こっている事も知ることができました。夏に流星群や日食を初めて見た時はとても感動したし同時に驚きました。普段生活をしていると流星群や日食にはなかなか出会えないため、天体に関する出来事への実感は薄くなってしまうと思います。天文教室に参加することによって、新しい事に出会って感動するという機会を得ることができたので良かったです。そして天文学に携わる人々の熱意や願いの大きさも知りました。ずっと昔に望遠鏡を発明した人、次々と新しいことを発見した人々、そして今天体について研究している人々も、天体をもっと知りたい、宇宙に行きたいという夢を持って努力しているんだなと教室で学んでいて思いました。天体がとても素晴らしいものだから、みんな頑張って目標に近づいてゆくのだという事を知りました。今回の天文教室に参加して学習の幅が広がって良かったです。さらに天文について学びたくなりました。また自分でも様々なことを勉強してゆきたいです。(2年・女子)


 2009年・・・それはガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡で木星を見てから400年が経った年だ。それを人々は「世界天文年」と呼んでいる。しかし私はそんなことは知らなかった。まずガリレオ・ガリレイと聞いたら福山雅治を思い浮かべるくらい無知だった。それゆえに、去年が「世界天文年」であり、峰山高等学校で「天文教室」が開かれると聞き、興味を持ち参加した。その中でもとくに心に残っている3つの出来事について記そうと思う。まず一つ目は、学校で日食を見たときのことだ。私は日食を見るのが初めてだった。日本では皆既日食は観測されなかったがトカラ列島では観測され、私達は図書館でインターネットライブ中継を通して皆既日食を見ることができた。ダイヤモンドリングがとても綺麗で神秘的だった。また部分日食は実際に見ることができ感動した。二つ目は、遅い時間まで学校にいて流星群を観察したときのことである。あいにくその日は天候が悪く流星群を見ることはできなかったが、友達と楽しい時間を過ごすことができた。上を見すぎて次の日に筋肉痛になったのもいい思い出である。そして3つ目は綾部の天文台に行った時のことだ。この時私は初めて天王星を見た。天王星は青かった。友達とバスで星を見に行ったのは楽しかった。このように天文教室で過ごした日々はかけがえのないものであった。私を一回り、いや二回りも大きく成長させてくれた。この充実した日々を心に刻み、今後もいろんなことに挑戦して行こうと思う。(2年・女子)


 約10回にわたる天文教室の中で私は全てに出席できたわけではないのですが、いくつもの楽しい授業の中で宇宙のことについてとても貴重なことがたくさん学べたと思います。特に心に残っているのは綾部市の天文館パオの95センチ反射望遠鏡で惑星を見たことです。あいにくその日は曇天で、途中で雲に隠れてしまったりした事もありましたが、木星などは比較的くっきりと見え衛星や縞模様まで見えたのには感動しました。天王星など写真でしか見たことのない惑星を望遠鏡で見ることができたのもとても嬉しかったです。先生達が子どものようにはしゃいでたのが何だか微笑ましかったです(笑)。他にも皆既日食を見たり、間人までプラネタリウムを見に行ったりと、いろんなことを体験させてもらいました。天文教室に参加できて本当に良かったです。ありがとうございました。(2年・女子)


 僕はこの天文教室に軽い気持ちで参加したのですが、予想していた倍くらいに楽しかったです。例えば夜遅くに学校で星を見たときは、赤い流れ星を見つけ、また他にもいくつもの流れ星を見ました。すごく楽しかったです。というよりもキレイだったです。本当に悔やまれることを言うと、願い事を唱えることを忘れていたことです。「天才、天才、天才!」などと叫ぶつもりでいたので、成績UPのチャンスは逃してしまいました。あとはすごく巨大な望遠鏡を見に行ったときも楽しかったです。月がすごく細かい所まで見えたし、何というか星もいっぱい見れたし、木星の衛星も全て同時に見れたし、ただただ驚くことしかできませんでした。それにしても前で書いている2回とも半分くらい雲がかかっていたような気がするんですけど・・・。あれはすごく残念でした。最終的に宇宙とかの天文について多く知ることができて普通はできないことをして、本当に良い体験になったと思います。一年間すごく楽しかったです。(1年・男子)





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