今後に向けて
〜さらに人権感覚をみがいていくために〜
「人権」が日常的なものであるからこそ、このような人権について考える取組が日常化 しなくてはならない。学習を進めていくための方法(教材や教授法)は、今後も前進をし ていくと思うが、どのような形の取組であれ、日常的に、感覚的に、人権を意識できる内 容であることが大切だと考える。 |
「人権教育のための国連10年」京都府行動計画の中にも、人権教育推進の視点として 次の4点を挙げてる。 @ 共生社会の実現に向けた人権教育 A 自己を尊重し、他者を尊重する心をはぐくむ人権教育 B 生涯学習としての人権教育 C 身近な問題から考える人権教育 特に、生涯学習としての人権教育について、学校教育はその出発点であり、今後の方向 性も決めかねない位置にあると考える。そのような立場にあることを忘れずに、この「人 権教育のための国連10年」京都府行動計画が唱えている「人権という普遍的文化を京都 府において構築すること」という目標の達成に向けて、良いスタートが切れるような取組 を更に進めていきたい。 |
人権擁護推進審議会答申(平成11年7月)が指摘しているように、知識注入型の人権 教育から感性に訴えかける人権教育へと変えていかねばならない。本校としても、今回の 取組を通じて得られたことを基本にして、先進校の取組に学びながら、自他の人権の尊重 を柱とした「生きる力」を生徒が身に付けられるように、さらなる研究を積み重ね、実践 へとつなげていきたいと考えている。 |