【採用予定者事前研修会】
平成21年度 京都府公立学校教員採用予定者 第1回事前研修会
(平成 20年11月 15日(土)実施)
(場所 京都府総合教育センター)
京都府教育委員会では、平成21年4月採用予定者に対し、教員としての
自覚を高めるとともに、採
用に向けての準備を進めるために、第1回事前研修会を実施しました。
全体会では、小橋秀生教職員課長から「今、教員に求められること」と題し、講話を行いました。
その後の分科会では、「先輩からのメッセージ」と題し、各分科会2名の先輩教員から、実践的な指導
方法等を伝授するとともに、児童生徒の状況や教員としての心構えなどについて、アドバイスを行いま
した。
<第1回事前研修会の内容>
1 全体会
講 話 「今、教員に求められること」
教職員課長 小橋 秀生
2 分科会
講 演 「先輩からのメッセージ」
(1) 小学校部会
講演T 亀岡市立南つつじヶ丘小学校 教 諭 船越 護
講演U 久御山町立御牧小学校 教 諭 松浦 円代
(2) 中学校部会
講演T 京丹後市立網野中学校 教 諭 和田 達次
講演U 長岡京市立長岡第二中学校 教 諭 密谷 由紀
(3) 高等学校部会
講演T 京都府立福知山高等学校 教 諭 青木 朋子
講演U 京都府立東舞鶴高等学校 教 諭 杉山 茂昭
(4) 特別支援学校部会
講演T 京都府立中丹養護学校 教 諭 橘田 佳紀
講演U 京都府立桃山養護学校 総括主事 鋒山 智子
(5) 養護教諭部会
講演T 城陽市立西城陽中学校 養護教諭 南部 知子
講演U 京都府立朱雀高等学校 養護教諭 長谷川 法子
(6) 栄養教諭部会
講演T 綾部市立豊里小学校 栄養教諭 荒木 信子
講演U 宇治市立平盛小学校 栄養教諭 児玉 直子
<参加者の皆さんの感想>
[全体会]
・教員の資質については、教員採用試験受験者として聞いていましたが、数ヶ月後に教師になるとい
自覚をもって、新たな視点で聞くことができました。
・教師である前に、一社会人として自覚と責任をもたなくてはならないと感じました。
・京都へ来ることへの意欲と希望がもてました。覚悟を決めて4月を迎えたいです。
4月から教育公務員として仕事をさせていただくにあたって、今何をすべきなのか、また自分自身に
しっかり自覚をもたせることができたのではないかと思います。
・4月から正式採用されてからの大変さや責任の重さを改めて感じることができ、身を引き締めました。
・全体会では、教師力という点で、改めて気づくことができ、ためになりました。
・「アンダースタンド=下に立つ」という考え方は、非常によい言葉であると思った。
・研修を受け、これからの京都府の教育を担う一員として一生懸命頑張りたい。
[分科会]
(1)小学校部会
・授業を上手くやることを考える前に、自分自身の人間性をしっかりと作り上げていくことが大切だと
いうことを学び、今後の参考にしていきたいと思います。
・児童に学習意欲をもたせるには、どう工夫すればよいか等具体例を聞けて良かった。
・英語活動について、何を大切にするのか、曖昧な部分もあって不安もあったが、この講義で大切
にすることが少しずつ具現化されイメージもわいてきた。
(2)中学校部会
・学習指導、生徒指導といった具体的な項目について話を聞くことができて、生徒、保護者と接する
姿勢について考える上での重要な指標を得られた気がします。
・生徒、保護者や教職員間の信頼関係に基づく人と人との繋がりが教育にはやはり不可欠であると
感じさせられました。
・今回のような研修を受けずに講師を長くしてきました。だからこそ、改めて感じた大切なことがたくさ
ん聞けた研修会でした。
(3)高等学校部会
・講師の先生方の人間性の高さを感じました。人間味ある人たちばかりで自分自身もそのような人
間味溢れる教員を目指したいと思いました。
・教員として目指さなければならないものがはっきりと見えたとても良い機会でした。
・信頼関係を築くために、生徒と深く付き合っていかなければならないと感じました。
(4)特別支援学校部会
・不安な気持ちでいっぱいでしたが、頼りになる先輩方が待っていてくれるんだと少し気が楽になり
ました。
・実際の手だてや授業内容を聞くことができ、現場での様子がイメージしやすかったです。
・改めて特別支援学校で子どもたちと共に学んでいける素晴らしさや難しさを感じ、考え直すことが
できました。また、とても内容が豊かで視野が開けました。
(5)養護教諭部会
・養護教諭の職務や事例など大変多くのことを得ました。一番はモチベーションが高まったことです。
・講師をしていても不安なことやわからないことが減りません。今日の研修会で先輩方の話を聞き、
その不安が少し解消しました。特にアイスブレイクの話は楽しくて、学校でまたやってみようと思い
ました。
・先輩の講演を聞かせていただく中で、お二人ともご自分の実践を伝えてくださる中で、「後輩を育て
よう!」という意思を強く感じ、とても嬉しく思いました。
(6)栄養教諭部会
・具体的なお話で、現場の先生の生の声が本当によくわかり、充実した研修となりました。
・4月からどのように働いていくのか、栄養教諭はどのように学校教育と関わっているのかなど、今ま
で見えなかった部分について、具体的なイメージをもつことができました。
・1年目を終えられた先生の体験談を聞かせていただき、来年4月から始まる生活をイメージすること
ができ、とても不安ですがとても楽しみにしています。
など、積極的で前向きな意見、感想が数多く寄せられました。
平成 20年12月
京都府教育庁管理部 教職員課