3年生航海船舶コース
9月集中実習
9月30日(水)〜10月2日(金)の3日間、実習船「みずなぎ」に乗船して底曳網漁業実習を行いました。
今回の実習は、3年生にとって最後の漁業実習でした。
日程や内容をログブック形式で紹介します。
9月30日(水)雨 時化
09時04分 | 本校桟橋出港 | あいにく、朝から雨降りとなり、沖合は強風のため、約2メートルの波高と船酔いする生徒が続出するも、3年生最後の底曳網漁業実習が始まる。 |
10時50分 | 底曳網漁業実習 | 経ヶ岬沖において、2回実施。漁獲した魚は魚種別に仕分け、尾数と重量を測り、体長測定のためのパンチング作業を実施する。また、生徒考案のエチゼンクラゲ対策改良網試験操業で成果を確認できた。 |
16時55分 | 海洋観測 | 経ヶ岬沖のAライン3定点の表面水温測定とSTD観測を実施する。 |
19時34分 | 伊根港入港・停泊 | 停泊中の自由時間内には、生徒の数名がイカ釣りを楽しんでいた。 |
10月1日(木)晴れ曇り 海穏やか
07時24分 | 伊根港出港 | 6時半に朝食をとり、漁場に向けて出港する。時化は収まり、絶好の底曳網漁業実習を期待する。 |
10時00分 | 海洋観測 | Aラインの残り3定点を海洋観測した。 |
11時50分 | 底曳網漁業実習 | 昨日に引き続き、経ヶ岬沖において2回実施する。海上は穏やかで船酔いする生徒もおらず、全員で協力し、各種当番活動をこなす。また、宮津港出港までの時間に漁獲した魚を加工し、明日の海洋市場の出品準備をする。 |
18時52分 | 宮津港入港・停泊 | 宮津港に入港し、停泊。 |
21時40分 | 下船テスト | 最後の下船テストは、今回の漁獲物より15種の名前を記入。このテストで65%以上得点しなければ、明日の下船が許されない。1回で合格したのは12名(満点4名)。不合格者は翌日に再テストを実施した。 |
10月2日(金)雨 やや波あり
06時50分 | 出荷作業 | 2日間で漁獲した漁獲物を選別し、氷を詰めて京都府漁連宮津支所に水揚げする。 |
07時36分 | 宮津港出港 | 三度、経ヶ岬沖へ向け出航する。 |
09時08分 | 底曳網漁業実習 | 最終日を迎え、経ヶ岬沖において、最後の底曳網漁業実習を行う。心身ともに疲れているが、自分たちの任務を遂行する。 2年間の実習を通して、一回りも二回りもたくましく成長した自分を感じる。 |
12時15分 | 海洋観測 | 由良側沖ラインを合計8回観測する。データは今後解析し、研究成果につなげる。 |
14時18分 | 本校着岸 | |
15時00分 | 海洋市場 船内清掃 |
本校の特設会場にて、漁獲物を地域の方に販売する。雨のため客足は伸びなかった。 船内清掃は、2年間お世話になった実習船内に感謝をこめて隅々まで清掃した。 |
17時10分 | 解散 | 全員が乗船実習を無事終えることができた。規律ある船内生活で身に付けた経験を、今後の社会生活で活かしてくれることを願っています。 |