2年生栽培環境コース
5月集中実習
5月7日(木)〜13日(水)の5日間、集中実習を行いました。
取水ポンプ・配管・生海水タンクの掃除
取水ポンプからの送水管と生海水タンク内の掃除を行いました。
貝類など多くの生物が付着し、栽培漁業実習棟への海水供給を妨げることになるため、毎年この時期に行う重要な作業になります。海水供給はまさに飼育されている生物にとってのライフラインとなるため、手を抜くことのできない作業になります。雨降りで蒸し暑い状況でしたが、全員がテキパキと行動し、とても早く作業を終了することができました。
流れ藻調査
実習船「かいよう」に乗船し、栗田湾内の流れ藻調査を行いました。流れ藻には魚類の卵や稚仔魚が多く付着しており、水生生物の学習に適しているので、プランクトンネットやタモ網により採集を行いました。
今回、流れ藻にはメバルの稚魚やサヨリの卵などを確認することができました。また、ヤコウチュウによる赤潮が発生している海域があり、これもサンプリングしました。
生物観察
海水タンクや流れ藻調査等を通して、採集できた生物を顕微鏡を用いて観察しました。
トラフグ歯切り
平成20年に入荷したトラフグ(約380g)の歯切りをしました。強力な歯により互いを傷つけることを防止し、商品価値を高めるためにトラフグ飼育においては重要な作業です。水産用医薬品の麻酔でおとなしくさせてから歯切りをしました。
漁業士との交流会
京丹後市久美浜町湊漁協において、マガキ種苗の板付け実習を実施しました。漁業士の方に御指導いただき「連」(筏に垂下するロープ)の作成及び筏への垂下作業を行いました。実際のマガキ養殖の現場を見学し、貴重な経験になりました。