2年生海洋科学科
5月集中実習
5月7日(木)〜13日(水)の5日間、集中実習を行いました。
校内における実習は2班に分けて行い、多くの内容に取り組むことができました。
福井県立大学 見学
福井県立大学海洋生物資源学部小浜キャンパスを見学させていただきました。
大規模な実験設備や水産生物の飼育施設などを見学し、恵まれた環境の中での大学生活に憧れを抱きました。
海洋生物資源学部 富永 修 教授には魚類の生態についての貴重なお話をしていただき、また、大学院生の受験体験なども聞くことができて、これから受験を控える生徒にとって、良い経験となりました。
海洋観測実習
1日目は本校の桟橋において、海洋観測機器(STD、透明度板、水質チェッカー、採泥器)の使い方を学びました。複雑な装置の操作方法も身に付け、全員が扱えるようになりました。
また、実習船「かいよう」にも2回乗船し、栗田湾内24ヶ所の海洋観測を実施することができました。特に2回目の乗船時は荒天でしたが、全員が積極的に動くことができました。
海藻標本作製実習・光合成色素分析実験
本校の桟橋や栗田湾に自生している海藻を採取し、種の検索・同定を行いました。想像以上の種類の多さに驚きました。
採集した海藻を用いて、海藻標本を作成しました。吸湿のための新聞を毎日取り換えて、カビが生えるのを防ぎます。完全に乾燥したら、ラベルを貼ってラミネート加工をします。
また、海藻(緑藻・褐藻・紅藻)に含まれる光合成色素をペーパークロマトグラフ法を用いて分離しました。緑色に見える緑藻でも約5種類の色素が存在し、赤色に見える紅藻にも緑色の色素が存在することがわかりました。