本手引の活用のしかた
 

  本手引は、学校がそれぞれの学校安全計画の中に危機管理に関する内容を盛り込み、これを踏まえて、日常及び緊急時に具体的に対応できるよう、必要事項や手順等を示した学校独自の危機管理マニュアルを作成する上での参考にしていただくためのものです。
  そこで、本手引は、次のような作業手順に沿った章立てとしています。
  それぞれの章のねらいを十分理解の上、活用してください。
 


@

 

  第T章「学校の危機管理の在り方」に基づき、危機管理の意義など基本的な事項について、教職員の共通理解を図る
 

A



 

  第U章「幼児児童生徒を凶悪な事件から守るための要点」に基づき学校安全計画(安全教育、安全管理、安全に関する組織活動)を不審者侵入を想定して見直し、校長、教頭、安全担当者等を中心に危機管理体制づくりを進める
 

B


 

  第V章「学校独自の危機管理マニュアルの作成について」を参考に、学校安全計画に沿って、それぞれの特性や実態に応じた学校独自の危機管理マニュアルを作成する
 

C


 

  第W章「幼児児童生徒を凶悪な事件から守るための点検項目例」 を参考として学校がそれぞれに設定した点検項目により、安全確保のための体制と対策に不十分な点がないかどうかを確認する
 

D

 

  防犯訓練等を実施し、学校独自の危機管理マニュアルが実際に機能するかどうかを検証し、改善を図る
 
 
注1)本手引において「学校」とは、幼稚園、小・中・高・盲聾養護学校をいう。注2)本手引
において「不審者」とは、「正当な理由がなく校地や校舎に立ち入ったり、立ち入ろうとする
者」(「学校への不審者侵入時の危機管理マニュアル」  平成15年2月発行・文部科学省)
をいう。