6年算数

 ◎ 総合的な正答率は、今年度初めて80%台になった。年々確実に伸び、昨年度よりも2ポイント伸び
  た。

 ○ 領域別では、昨年度と比較すると「数と計算」領域以外の3領域で伸びた。特に「量と測定」で
   8.0ポイント、「数量関係」で6.8ポイント伸びた。

 ○ 観点別で見ると、「数学的な考え方」及び「知識・理解」でやや伸び、「表現・処理」では 5.0
  ポイント伸びた。

 ○ 問題別に見ると、近年の類似問題と比較して、伸びた問題が11問あり、その内 3.0ポイント以上の
  伸びた問題が8問あった。正答率が下がった問題も9問あった。


授業改善のポイント
・日常の生活の中では、百分率を用いる場面は多い。百分率の便利さとともに、何についての割合なのかを考
 えさせる指導が必要である。割合で表すには、基準とする量が必ず必要であることに気付かせることが大切
 である。

・小数の計算に入る前の「(整数)÷(整数)」の学習で、題意を確実にとらえる指導が必要である。何を問
 う問題なのか説明できたり、場面をイメージできたりするよう具体物を操作する作業的活動を取り入れるな
 ど指導の工夫が大切である。

・小数の除法では、十進位取り記数法の仕組みを確実に理解させる。その上で、除数と被除数に同じ数を掛け
 ても、同じ数で割っても商は変わらないという計算の性質を生かして、児童が計算の仕方を考えられるよう
 にする。

・図を利用して2つの数量の対応や変わり方を表やグラフに正確に表すことのできる指導が大切である。その
 上で、変わり方の規則性をつかませ、説明させたり言葉の式に表したりさせる必要がある。
 他の領域の学習でも、式の形に着目させ変わり方の特徴をつかませる指導が大切である。

・実際に切ったり貼ったりする作業的な活動を通して、既習の求積公式を基に公式をつくり出す学習を積極的
 に進める必要がある。児童の多様な考えを言葉で表現するとともに、様々な式に表すことで式の役割につい
 ての理解を深める指導が大切である。

・定規を使って正確に長さを測ったり、尖った鉛筆を使い正確に線を引いたりするなど、作業的な活動を多く
 する必要がある。また、作図を通して、図形の定義や性質について理解を深めるという指導の視点を忘れて
 はならない。


6年算数 問題別 領域・観点別設定正答率、正答率一覧表
番号 領域 観点 問 題 内 容 設定正答率(%) 正答率(%)
数と計算 知識・理解 奇数・偶数の類別 80 86.7
数と計算 知識・理解 十進数としての小数 85 87.7
数と計算 考え方 小数の除法の意味 80 94.3
数と計算 表現・処理 分数の計算 80 96.2
図形 知識・理解 直線の平行や垂直の関係 85 79.7
数量関係 表現・処理 円グラフのかき方 90 91.2
量と測定 知識・理解 円の面積 85 88.9
数と計算 表現・処理 和差を概数で見積もる 80 87.0
数と計算 考え方 分数の大小 80 89.2
10 数量関係 考え方 百分率の意味 60 59.3
11 数と計算 考え方 小数の除法の意味 75 68.1
12 量と測定 考え方 平行四辺形の面積 75 77.8
13 図形 表現・処理 平行四辺形の決まる要素 80 77.2
14 数と計算 知識・理解 小数の除法 80 77.5
15 数と計算 表現・処理 分数を小数で表す 70 84.6
16 数量関係 表現・処理 百分率の意味 65 79.3
17 数量関係 考え方 数量の関係の調べ方 75 71.2
18 図形 考え方 図形の性質の理由 60 74.5
19 数と計算 知識・理解 除法の結果と分数 75 80.7
20 数量関係 知識・理解 結合法則の理解 65 85.1
21 数と計算 表現・処理 小数の除法 75 72.7
22 図形 考え方 図形の性質を見いだす 75 77.9
23 数と計算 表現・処理 余りのある小数の除法 80 77.7
24 量と測定 表現・処理 三角形の面積 70 72.9
25 図形 知識・理解 円周率の意味 70 70.8
区      分 設定正答率(%) 正答率(%)
領域別 数と計算 78.3 83.5
量と測定 76.7 79.9
図形 74.0 76.0
数量関係 71.0 77.2
観点別 数学的な考え方 72.5 76.5
数学的な表現・処理 76.7 82.1
数量、図形などについての知識・理解 78.1 82.2
正  答  率 76.0 80.3