4年国語

◎ 総合的な正答率は、昨年度よりやや上昇し、過去5年間の中で一番高い。領域別では、2領域が上昇し
 た。
  「話すこと・聞くこと」領域は昨年度より13.9ポイントの上昇で、「書くこと」領域は14.7ポイントの
 上昇である。
  一方「読むこと」領域と言語事項はそれぞれ 3.0ポイントと 1.1ポイント下降した。

「話すこと・聞くこと」
 ○ 正答率は91.1%であった。「話の中心に気を付けて聞くこと」について4問出題された。話し合いや
  発表等の活動で、話の要点を正確に聞き取る学習が大切にされていると思われる。

「書くこと」
 ○ 正答率は、昨年度57.2%から71.9%に上昇した。短文作りの無答の割合は昨年度 8.1%あり短文作り
  に慣れていないことがうかがえた。今年度の場合 4.3ポイントに減少し、正答率は17.6ポイント上昇し
  た。主語・述語のある文の組み立てを理解するために、今後も新出漢字の練習などで短文作りを取り入
  れたい。

「読むこと」
 ○ 正答率は、昨年度75.4%から72.4%になり、3.0ポイント下降した。過去5年間の正答率比較では、
  ほぼ中間にある。

「言語事項」
 ○ 正答率は、昨年度73.7%から72.6%になり、1.1ポイント下降した。過去5年間の正答率比較では、
  ほぼ中間にある。修飾と被修飾の関係、文の構成、まとめの段落の役割についての正答率が低い。3領
  域と関連させながら、取り出して指導していくことが大切である。

授業改善のポイント
・児童が読みのめあてをもち、大事なことや読み落としてはいけない細部を考えさせる指導や言葉への気付き
 を大切にする指導が重要である。
・「くわしくする言葉」について、例をあげて指導することが大切である。また、修飾と被修飾の関係を身近
 な言葉を用いて理解するよう指導する。
・文の仕組みについて理解できるよう「どうした」「どんなだ」「なんだ」などで表される述語のはたらきや
 主語のはたらき、主語のある文とない文について、実際に書き表してみる学習を大切にする。
・内容を正確にとらえるために、指示語の示している内容を、まとめて書いたり、読み取ったりする指導を大
 切にする。登場人物の行動や気持ちの変化を知るために、重要な語 句や文に即して考えるよう工夫する。
・文章構成をよく理解するために、問題提示文の位置付けや文末表現の働きなどについて、ていねいに指導す
 ることが大切である。
・人と物の位置関係を確かめるために、「振り向く」動作をしたり、簡単な絵に表したりすることを学習活動
 に取り入れる。

4年国語 問題別 領域・観点別設定正答率、正答率一覧表
番号領域問題内容設定正答率(%)正答率(%)
1−1話す聞く話の中心に気をつけて聞くこと8592.7
1−2話す聞く話の中心に気をつけて聞くこと8083.0
1−3話す聞く話の中心に気をつけて聞くこと7595.2
1−4話す聞く話の中心に気をつけて聞くこと8593.3
2−1読むこと目的に応じて読むこと7072.3
2−2言語事項漢字の書き8086.4
2−3言語事項指示語や接続語の使い方7080.7
2−4読むこと目的に応じて読むこと8591.8
2−5読むこと目的に応じて読むこと8082.0
2−6言語事項語句の性質や役割の理解7084.8
2−7言語事項指示語や接続語の使い方8082.0
2−8言語事項辞書を利用して調べること7089.2
2−9言語事項漢字の構成についての知識8084.6
2−10読むこと段落相互の関係6540.1
2−11言語事項修飾と被修飾の理解6031.9
2−12読むこと目的に応じて読むこと7067.3
2−13言語事項文章全体における段落の役割7066.7
3−1読むこと目的に応じて読むこと6056.6
3−2言語事項文の構成についての理解7060.4
3−3読むこと叙述を基に想像しながら読むこと8077.7
3−4読むこと目的に応じて読むこと8585.2
3−5書くこと文章の間違いを正すこと7076.0
3−6読むこと叙述を基に想像しながら読むこと7575.6
3−7書くこと段落相互の関係を考えること6565.4
3−8言語事項送り仮名に注意して書くこと7060.1
3−9読むこと目的に応じて読むこと8076.2
3−10読むこと目的に応じて読むこと7062.4
3−11読むこと叙述を基に想像しながら読むこと8081.7
3−12書くこと中心を明確にしながら書くこと7574.3
4−1書くこと相手や目的に応じて書くこと6571.9
区   分設定正答率(%)正答率(%)
領域・観点別別 話すこと・聞くこと81.391.1
書くこと68.871.9
読むこと75.072.4
言語事項72.572.6
正  答  率74.274.9