◆ プランの検討経過 |
不登校総合対策 | 「確かな学力」の向上 | ||
第1回 | 開催日 | 平成17年6月20日(月曜) | 平成17年6月21日(火曜) |
内容 | ○ 検討課題について ○ 不登校総合対策に係る施 策について ○ 不登校の状況から勘案し た施策について |
○ 検討課題について ○ 確かな学力の向上に係る施 策について ○ 国語力向上に向けての方策 について ○ 子どものための京都式少人 数教育について |
|
第2回 | 開催日 | 平成17年7月26日(火曜) | 平成17年7月28日(木曜) |
内容 | ○ 不登校総合対策に係る施 策の進捗状況について ○ 不登校の状況から勘案し た施策について |
○ 国語力向上に向けての方策 について ○ 家庭における学習の習慣化 (家庭学習の支援)に結び付く 施策について |
|
第3回 | 開催日 | 平成17年8月18日(木曜) | 平成17年8月31日(水曜) |
内容 | ○ 学校における相談体制につ いて ○ 不登校の状況から勘案した 施策について |
○ 国語力向上に向けての方策 について ○ 子どものための京都式少人 数教育のアンケートについて |
◆ 検討委員メンバー |
不登校総合対策 | 「確かな学力」の向上 | ||
参与 | |||
本間 友巳 京都教育大学教授 | 山口 満 筑波大学名誉教授 びわこ成蹊スポーツ大学教授 |
||
政策立案メンバー | |||
伊坂 はるみ | 友久 久雄 | 今儀 のり子 | 鳥山 佳代 |
梅澤 良子 | 中川 敏朗 | 植山 俊宏 | 原 和久 |
大木 義文 | 西田 眞弘 | 久保 三佐男 | 三好 克之 |
加藤 努 | 比嘉 昇 | 佐古 清 | 向山 ひろ子 |
貴田 由理 | 藤田 哲也 | 辻村 敬三 | 山本 美由紀 |
塩見 すみ子 |
◆ 検討委員会での主な意見 |
【国語力向上にむけての方策について】 ○ 教師の国語教育の実践力の向上だけでなく、教師の国語力を向上させる研修も 必要ではないか。 ○ 大学などで最低1週間くらいの教員研修をしたらどうか。 大学と連携を図ったり、アナウンサー等のプロに講師をしてもらったりするのもよ い。 ○ 本物の演劇や落語、朗読を鑑賞するなど、楽しい授業があれば児童生徒の興味 も高まるのではないか。 ○ 朝の読書はプラスの効果があるのでもっとやってほしい。 ○ 読書は国語力を育成するのに大きく役立つ。学校、家庭、地域が連携して、読書 が進むようにするような施策が必要だ。 ○ 中核となって読書活動を推進する専門の司書教諭の配置が必要である。 【家庭における学習の習慣化(家庭学習の支援)について】 ○ 小学校低学年のうちからしっかりと学習習慣を身に付けるような取組がほしい。 ○ 成績の振るわない生徒はなかなか一人で学習を進められない。自信をもてない でいる。個別の支援がどうしても必要となっている。 ○ 家庭学習の習慣が身に付かなくなるのはむしろ中学校からではないか。 【子どものための京都式少人数教育について】 ○ 90%以上の子どもが、英語と数学で実施している少人数授業をよかったと答え ている。人数が少ない方が質問しやすかったり、落ち着いて学習できたりするから というのが理由のようだ。 ○ 少人数学級実施の中学校で生徒の評価が低いのは、友達と分かれるなど、子 どもの人間関係が影響しているのではないか。 ○ 児童生徒にとって、40人が30人に減ってもメリットが少ないのではないか。 ○ 人数が多いと教え込む授業になりがちである。 |
【別室等登校について】 ○ 別室等登校の児童生徒にもっとかかわりたいが、時間が確保しにくい。 ○ 別室等で過ごす子どもがいるので、人的な措置が必要である。 ○ 担任が空き時間を活用して対応しているが、別室等が複数あるので、難しい時 がある。何らかの支援策が必要と考える。 ○ 子ども一人一人の教育課題を把握し、別室等に登校している子どもに対して個 別のプログラムを作成することが必要である。 ○ 学習に自信をもったときは教室に戻れる。別室等で勉強を教えられる体制が必 要である。心が安定し勉強に力が入る環境が必要である。 【スクールカウンセラーについて】 ○ 学校では日々迷いながら指導しているので、スクールカウンセラーはシンクタンク のような存在である。 ○ スクールカウンセラーとしての資質の向上も必要である。 ○ 1校当たりのスクールカウンセラーの勤務時間が少ないため、学校の課題に十分 対応していけない場合がある。学校の実態に応じて勤務時間を更に拡充してほしい。 ○ スクールカウンセラーと教育支援センター等との連携をどのように図るかというこ とをシステム的に作り上げる必要がある。 ○ 高等学校についても、スクールカウンセラーの配置を充実していくことが大切であ る。 【その他】 ○ 「学校に登校できるが教室には入りにくい児童生徒」、「外出はできるが登校でき ない児童生徒」、「家庭にひきこもり傾向の児童生徒」というような施策の柱立ては 適切である。 ○ 不登校児童生徒の基礎学力をどう付けていくかが課題である。楽しいことはでき ても、学習をいやがる。進路保障の面からも考えていく必要がある。 ○ 学校と民間施設、教育支援センターとのかかわりなど、新たなシステムやネットワ ークを作ることが必要である。 |