小学校のスタート時期に、基本的な生活習慣や学習規律をしっかりと身に付けることができるかどうかは、その後の学力向上に大きく影響します
 そのため、まだ幼さが残り、先生との関わりを強く求めるこの時期に、学級の中に2人の先生を配置して、子ども一人一人にきめ細かく指導しています。


 どのような内容で実施しているのですか?

 基本的に、小学校1年生は1年間、2年生は1学期の間、担任の先生とは別に非常勤講師を配置しています。1学級30人を超える学級を基本に実施していますが、各学校の状況に応じて弾力的に運用しています。


 なぜ低学年で2人の先生による指導をしているのですか?

 低学年では、授業中立ち歩くなど授業に集中できない子どもがいたり、先生を独占したがる子どももいて、対応してもらえないと落ち着かない子どもがいます。
 したがって、学級の規模を小さくしても個別の対応に追われ、授業を円滑に進めにくいことがあったり、1人の指導に手をとられ、他の子どもに目が行き届きにくかったりすることがありますので、京都式少人数教育では2人の先生による指導を実施しています。


 2人の先生で指導すると、どのような効果がありますか?

 いくつか効果はありますが、主な点をあげますと、
  ● 複数で子どもを見ることができるので、変化を早く発見し、生活のきまりや学習のし
   かたを丁寧に指導できる。
  ● 一人が個別の対応、もう一人が全体の指導を同時に進めることができる。
 ことです。



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